皆を守りたい柱

朝を告げる鳥 ページ37

Noside





朝日が昇り無惨は太陽から逃げる為






肉を膨張させ赤子の様な姿となった







無惨を固定させていた竈門、龍造寺は吸収されてしまった






赤子になった無惨は土の中に入ろうとし






鬼殺隊全員逃さないと







バスを落としたり技を決め、武器で固定させ






無惨は焼け始めた








瞬間無惨の中から竈門が出てきた







竈門が出て無惨は灰となった






鬼殺隊は歓喜に包まれた









_____







隠や他の隊士は柱の手当てに当たった









悲鳴嶼は応急処置を受けている時違和感に気付いた







そう







龍造寺の鳩尾や耳が治っているのだ








上弦の壱に斬られた耳







無惨に貫かれた鳩尾








悲鳴嶼は最悪の状況だと認識した









悲「龍造寺の近くにいる者！！早く逃げなさい！

龍造寺はもしかしたら…鬼にされたかもしれない！」









無惨に吸収された時鬼にされた






でなければ治った傷は治らない









『………』









_______









しかし無惨にとって鬼にするべきだったのは









竈門炭治郎だったのだ









太陽を克服した唯一の鬼竈門禰豆子







その血を分けた兄妹だったから







日の呼吸の使い手だったから








無惨は竈門炭治郎を鬼の王にしたかった








だが龍造寺は最後の力を振り絞り竈門を無惨から






突き飛ばしたのだ







きっと太陽を克服して鬼殺隊を襲ってしまうと






分かっていたから








竈門を突き飛ばされるとは思っていなかった無惨は








急いで龍造寺に自身の血肉を全て注いだ







血を分けるにしたら遅かった 遅過ぎた








完全に鬼にした時には龍造寺は死んでいたのだ









体の傷は治っても命までは治らなかった







鬼になった鳥柱は








傷一つ無く








その場から一つも動かず









死んでいたのだ









生死を確認したのは蟲柱 胡蝶しのぶ









鬼に唯一の姉も最愛の人も奪われた









鬼は全ていなくなった








鬼を全て倒すのに失ったものが大き過ぎた









でも彼女は前を向いて歩く








そうしなきゃ腐ってしまうから








また姉と最愛の人にも会う為に









そうして鬼殺隊の長過ぎる夜は終わり









鬼殺隊は解散した









.









???「…………」







???「終わっちゃった…」

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