検索窓
今日:10 hit、昨日:4 hit、合計:145,667 hit

色褪せない ページ34

し「…………………」


『……………………』


し「っ! ふふっ!」


『…ッ! ははっ!』


『あはははははははッ!!』


し「この写真 Aさん半目ですよwww」


『こっちだって蟲柱さん目閉じちゃってるww』


今は撮った写真で持って帰る写真を選んでる…


筈だった


『(こんなに蟲柱さんと笑ったの

久しぶりだなぁ.....)』


し「…… 私これにします」


蟲柱さんが選んだ写真は


僕が笑ってる写真だ


『えっ その写真にするの?

こっちの写真とか良くない?

それ写真家さんに笑わせられたやつだけど』


し「私はこれがいいんです」


『……蟲柱さんは変な所が頑固だね......

じゃあ僕は これにする』


蟲柱さんも僕も微笑んでいる写真


部屋に飾るには自然な写真だろう


『写真建て買って帰ろっか』


し「そうですね

色違いにしましょう

私はこの青色にします」


そう言って取ったのは


深い青


『じゃあ 僕はこの色』


僕は藤色にした






________________



し「すーっ すーっ」


列車が揺れている


席の隣では蟲柱さんが寝ている


『(蟲柱さんも疲れてるのに....)

その羽織だけじゃ寒いですよ…』


群青色の羽織を蟲柱さんにかける


『羽織 買おうかな』


アオイちゃんに縫って貰ってるけどボロボロの羽織


今日せっかく浅草に来てたのに


羽織見とけば良かったか


窓からは山と夕日


萱草色が綺麗だ


蜻蛉が田んぼの上を飛んでいる


『… もう秋か………』


いつも夜の森を走っていたから季節は分からなかった



僕が好きな夏は知らない間に過ぎたのか


10年後も僕は夏が好きだろうか


それよりも僕は生きているだろうか


蟲柱さんは生きているだろうか




時間というのは狡い

夢→←浅草



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
118人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ざぐいん(プロフ) - コメントありがとうございます!分かりました!頑張ってみます! (2020年4月4日 11時) (レス) id: c144456562 (このIDを非表示/違反報告)
? は る う さ ぎ ?(プロフ) - えへ、夜中に失礼します!!えっとルートのことなんですが!みつりちゃんが良いです!あと、この作品とっても面白いです! (2020年4月4日 2時) (レス) id: 8618d500fe (このIDを非表示/違反報告)
ざぐいん(プロフ) - 評価をしてくれた方!本当にありがとうございます!頑張ります!! (2020年3月19日 17時) (レス) id: c144456562 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ざぐいん | 作成日時:2020年3月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。