人が嫌いな鬼殺隊員

休息期間3日目午後 ページ45

『蟲柱さーん カナヲちゃーん』


稽古場へ顔を出してみる


が


そこには誰も居なかった


『(あれ？でもなほちゃんは稽古してるって....)』


し「今は休憩中ですよ Aさん」


『ッ！？ ッ！！ っ！？！？←』


し「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか」


『貴方は人の死角から声をかけ過ぎ

心臓がまた口から出そうになったよ....』


し「やっぱりAさんの驚く顔は飽きないなぁって

いつも愉しませて貰ってます←」


『この人本当に柱か？←』


し「それで私とカナヲに何か用ですか？

今修行中だと聞きましたが....」


『いや別に用は無いよ 何となく

今は休息期間の三日目

あと四日』


し「そうですか では今夜は久しぶりに

皆で卓を囲んで夕食を食べましょう

カナヲやアオイも喜びます」


『お邪魔にならないならそうさせて貰うよ』


し「今夜はいっぱい食べましょう」


カ「師範...」


し「あら カナヲ

今Aさんが来てますよ

あと今夜泊まるらしいです」


カ「Aさん...！ 本当...？」


『うん ほんとほんと

ここのご飯とか美味しいし！』


し「あ では今からの稽古はAさんにも

見てもらいましょうカナヲ」


『え』


カ「分かりました！師範

よろしくお願いします！Aさん！」


『やっぱりここでは僕に拒否権は無いのか←』


し「当たり前じゃ無いですか←」




『僕人に教えた事ないんだけど....』


し「これを境に始めたら良いではないですか

継子を持ってみたらどうでしょうか？」


『……もうちょっと人に慣れたらかな...』


カ「師範 Aさん

稽古よろしくお願いします！」


し「では始めましょうか」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


やっぱり蟲柱さんと師範の継子だなぁ


動きが速い


でも動く事に集中しすぎて


刀を持つ力が弱いのが難点かなぁ


今は蟲柱さんとカナヲちゃんが


木刀で試合をしてる


カナヲちゃんも速いけど蟲柱さんの方が


一回りぐらい速い


カ「っ！ あっ...！」


カナヲちゃんの木刀が落ちた


その瞬間蟲柱さんの木刀がカナヲちゃんの首に行く


『蟲柱さんの勝ち』


し「カナヲ 次はAさんですよ」


カ「よろしくお願いしますっ...！」



さっきも言った通りカナヲちゃんの力は


踏込みが足りない


『… カナヲちゃん 速さだけでは駄目だよ』


カ「！」


木刀でカナヲちゃんの木刀を飛ばす




『… こうなるからね？』



し「Aさんの勝ち」

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