【男主】童磨が子供を拾った？ようです【鬼滅短編集】

教祖の台所 (童磨) ページ29

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！注意！
人肉調理表現あり。苦手な方は読まないで下さい。



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｢さて、どうしたものかなぁ｣


俺は今台所で、さっき殺したばかりの新鮮な女の子とにらめっこしていた。
ぐちゃぐちゃした食感が苦手なAに食べさせるため、色々手を加えようと思い立ったは良いものの、生まれてこのかた料理なんてした事がない。かと言って、信者に作らせる訳にはいかない。


｢うーん、困った｣


むむ、と考えていると目に留まったのは包丁。
そうだ、まずは細かく刻んであげよう。
一番柔らかくて美味しいお腹を切り落としたら腸(はらわた)を抜き、肉だけをできるだけ細かく切っていく。


｢味見しちゃお｣


抜いた腸にかぶりつく。文句なしに美味しいけど、腸自体に癖があるから絶対Aは嫌いな部分だろうなぁ。そう思いながら、刻んだお肉をぺちぺちとまぁるく成型してく。


｢たしかこんな感じだったよね、あとは焼けばいいかな？｣


刻みながら思い出したものは肉団子。これなら食べ応えもあるし、きっとAも気に入ってくれるはず。
かまどに火をくべて鍋を置いたら、大量にできた肉団子をぴかぴかの鍋に並べてく。焦がさないように慎重に……。

残った女の子をボリボリ食べながら、今度は鍋とにらめっこ。あまりよく分からないけど、黒くならなきゃいいんだよね？

じゅうじゅう音を立てる肉団子を時折箸でひっくり返す。あれ、ちょっと黒いところあるかも。
そう思い慌てて肉団子を深みのある皿に救出する。パッと見は大丈夫そうだけれど、今度は何かが物足りない。


｢あ！俺の血を掛けるのいいんじゃない！？｣


彩りが大事ってどこかで聞いたことがあるし、俺の血ならAの大好物だし！一石二鳥だと思った俺は、ほかほかの肉団子に惜しみなく血のソースをたっぷり掛けていく。
パッと見は洋食店に並んでいても遜色ない仕上がりになったんじゃない？


｢あ、そろそろAが起きる時間かな？あったかいうちに食べて欲しいし、早速持っていってあげよう！｣


気に入ってくれるかな、喜んでくれるかな？もうワクワクが止まらない俺は、お盆に肉団子の皿と箸を載せ、駆け足でAの元に向かった。


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続きます。不快になった方がいたら申し訳ございません。どうしても書きたいネタでして……
Aくん、人間時代ずっとおかゆ等しか食べられなかったのを思い出すからぐちゃっとした食感のものが苦手です。おはぎ系も無理です。

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