第二十三話 ページ25
Aside
義勇の邸に住む事が決定してから三日後
鎹鴉「東京府浅草ァ!鬼ガ潜ンデイルトノ噂アリ!!」
『…帰って来たばっかりなのに…ま、慣れっこだから良いけどよ…浅草だったか…』
鎹鴉「ソコニハ竈門炭治郎モ向カッテイル!合同任務ダ!!」
俺は義勇に手紙を書き、鎹鴉に届けて貰った(前に手紙を書かないで行ったら怒られた)
『少年も居るのか…』
俺はそう呟くと走り出した。
鎹鴉とは途中で合流したぞ
走り始めて数時間後(もう月が出ている頃)に、俺は浅草に着いた。
(…なんだあれ。建物高っ…)
なんて思っていると、誰かとぶつかってしまった。
『!…すみません』
俺は咄嗟に謝り相手の方を見ると、そこに居たのは少年だった。
少年も「すみませんっ!」と謝ったが、俺の顔を見て驚いていた。
炭治郎「A?」
『俺も任務でここに来た。お前と俺の合同任務だ…っておい、フラフラじゃないか……』
炭治郎「だ、大丈夫だ!ほら禰豆子、A、あっち行こう」
フラフラなのに少女…禰豆子の手を引いて歩き出す少年は凄いと思いながら着いていった。
着いたのはうどん屋さんで、少年はげっそりしながら
炭治郎「山かけうどん下さい…」
と言っていた。
出きるのを待っている間、俺は少年と話していた。少女は寝ているが
炭治郎「にしても…こんなところ初めて来た…人が多すぎる。Aは来たことあるのか?」
『…いや、無いな…』
なんて言ってお茶を飲んでいると、息を吸っただけで苦しいような、そんな感じになり少年の方を見ると少年は、はぁはぁ息をして、何処かへ駆けて行った。
少女を置いていくのは少々気が引けるが、少年になにかあってはいけないので俺は少年を追い掛けた。
少年と俺は人を掻き分けてどんどん進んで行き、少年はある人の肩を掴んだ。
確かに、この人からは…鬼の匂いがする。
それも濃い匂い。多分…こいつが、鬼舞辻無惨。
少年が刀を抜こうとすると、声が聞こえた
??「おとうさん」
その言葉に、少年は刀を抜く手を止めた
??「だぁれ?」
その声を聞いた瞬間、鳥肌が立った。
無惨「私に何か用ですか?随分慌てていらっしゃるようですが…」
無惨は、穏やかな顔で言った。
刀を見て俺が、少年が鬼狩りだと分かった筈なのに。
??「あら、どうしたの?」
女の子「おかあさん」
…人間だ。奥さんらしき人と娘さんらしき子は。
そう分かった瞬間、また鳥肌が立った
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月@坂田家 - 待っていますね~!!無理せず体調に気を付けてくださいね!!! (2019年12月16日 0時) (レス) id: 913d4eaa3c (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 11月の終わりごろが待ち遠しい〜リアルの方頑張ってください! (2019年11月10日 23時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜空サン | 作成日時:2019年8月30日 22時