第十二話 ページ14
炭治郎side
『…少年、お前は…凄い子だよ』
鱗滝「最終選別、必ず生きて戻れ。儂も妹も、此処で待っている」
そう言って、鱗滝とAは抱き締めてくれた。
髪を切り終えると、鱗滝さんがお面をくれた。
厄除の面という、悪いことから守ってくれるそうだ。
そして、眠り続ける禰豆子は連れていけないので鱗滝さんに預かってもらう。
最終選別に行くことが決定したその日、夕飯の時に沢山話をした。
Aと錆兎の戦いが随分長引いて、御互いボロボロになって、引き分けになると二人は笑い合っていたこと(呼吸使うと回りが大変な事になるので呼吸は使ってないし、木刀だった)とか、兎に角色々な話をした。
…そして吃驚したのが…Aさんがお面をずらして、素顔は見せてくれなかったけど俺と向き合って夕飯を食べていたこと。
『…鱗滝さんの飯は落ち着く味がします…』
Aがそう言うと、鱗滝さんが嬉しそうにしていた。
そして、俺が思いきって「なんで今日は俺と向き合って食べてるんだ?」と聞くと
『…気分だ。』
なんて素っ気なく返された。
それを見た鱗滝さんが
「…素直じゃないな。素直に"お前を認めたから"と言えば良いものを…」
と言うとAは
『違います鱗滝さん!気分です!それに…少年が最終選別から生きて帰って来るまで、俺は少年を認めません!』
と反論していた。
Aからは、少し恥ずかしそうな匂いがしたから…鱗滝さんが言ったことが本心なんだな、と思った。
それから数日は、Aと鍛練したりして(戦ったら負けたけど)最終選別を待った。
___
炭治郎の日記
〇月□日
今日はAが、錆兎とAは双子だと教えてくれた。
そして…最終選別は、明日だ
347人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月@坂田家 - 待っていますね~!!無理せず体調に気を付けてくださいね!!! (2019年12月16日 0時) (レス) id: 913d4eaa3c (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 11月の終わりごろが待ち遠しい〜リアルの方頑張ってください! (2019年11月10日 23時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜空サン | 作成日時:2019年8月30日 22時