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室町時代 ページ8

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゛時を越えた゛

その言葉に困惑するも冷静さを失ってはいけないと目を閉じ深く深呼吸する。
俄には信じ難い事だが彼らから感じる雰囲気から嘘ではない事だけは分かる。

とにかく話しを続けなければと目を開き大川さんへと視線を戻す。

「゛時を越えて゛という事は今は一体何時の時代なのですか?」

私の問いに辺りの視線がより一層鋭くなる。

因みに天井裏と床下にも人がいるのだろう、その人達の気配も強くなった。
…殺気を消して下さい……。

「…今は其方らのいう゛室町時代゛にあたるのぅ」

「!む、室町ぃ!?」

大川さんの返答に私は驚いて声を上げる。
何故なら室町時代は今から少なくとも500年以上は前にあたるからだ。

そんな昔へと私は時を越えてしまったのかと背中に嫌な汗が伝う。

「……白々しい…」

「えっ?」

ぼそりと呟いただろうまん丸目の癖っ毛の彼の言葉はそれでも私の耳へと届き思わず声を出す。
その反応が気に入らなかったのか彼はその丸い目をキッと吊り上げ此方を睨む。

「我々の事を知っていながら惚ける様な事を何故言う!!」

「小平太!!」

今にも此方に突っ込んで来そうな勢いの彼、小平太くんを隣に座る伊作くんとサラサラ髪の彼が慌てて押さえる。

その様子に吃驚するも彼の言葉を反芻して眉を下げる。
憤る彼には申し訳ないが惚けている訳もなく本当によく分からないのだ。
それに彼の言った゛我々の事を知っていながら゛というのも気になる。

彼らは何かに囚われている?

だけどそれが何なのか結局の所、私には分からないのでどうする事も出来ない。
歯痒い気持ちを押さえながら大川さんへと視線を戻す。

「今が室町時代だというのなら確かに此処は…私のいた時代では、ありま…せん」

「…やはりそうか」

私の返答に大川さんは肩を落とした。
他の人達からも落胆する様子が伺えられそれに複雑な思いをする。
申し訳なさが募るも気になる部分があった為、私は言葉を続けた。

「ただ、私がいた時代はその゛れいわ゛という時代でもないんです」



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令和→←何処から



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you(プロフ) - みこちさん» コメントありがとうございます。ご質問への解答としましては゛まだ゛伝えていないです。話が進む中でいずれ伝えるとは思いますがお待ち頂ければ幸いです。 (2021年5月10日 20時) (レス) id: c02772a708 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - youさん» 夢主は炎の呼吸の使い手なんですね。煉獄さんの継子だからですね。お聞きしますが、忍術学園の皆には、鬼殺隊や人喰い鬼の話は伝えていないのでしょうか? (2021年5月6日 2時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - みこちさん» 初めまして、コメントありがとうございます。不定期更新にはなりますが頑張ります! (2021年4月28日 15時) (レス) id: c02772a708 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして、みこちと申します。楽しみにしています。私も鬼滅の刃と兵庫水軍や忍たまのクロスオーバー書いています。よろしければお越しください。頑張って下さい。 (2021年4月26日 5時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:you | 作成日時:2021年4月20日 18時

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