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何処から ページ7

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あの後、案内されて辿り着いた庵。
障子を開けば室内にはおかっぱ頭のお爺さんとその隣には頭巾を着けた犬が上座に鎮座していた。
犬が正座している様子に思わず凝視してしまったが不躾だと慌てて視線を反らす。

それに気付いてか気付いてないかは分からないがお爺さんに入室を促され私はお爺さん達と向き合う様にして正座した。

お爺さんの後ろには黒色の忍装束を纏った男性2人と女性が1人。
そして此処まで案内してくれた少年達も室内へと入り障子を閉めその前へと座る。

そうして全員が座った所でお爺さんが口を開いた。

「よくぞ参られましたな天女様、儂はこの学園の学園長を務めます゛大川平次渦正゛と申します」

「私は゛AA゛と申します」

そう言って頭を下げたお爺さん、大川さんに慌てて私も名前を告げつつ頭を下げる。
それに一つ頷いてから大川さんは顔を深緑色の彼らへと向けた。

「して6年生、天女様は何処から来られたのじゃ」

「はっ、裏山にて現れた所を保護致しました」

大川さんの問いにサラサラ髪の彼が答える。

あぁ、私、保護されたのね…。

その返答に苦笑していれば大川さんの顔が此方を向く。
それに気付いて目を合わせると大川さんは再び口を開く。

「で天女様、其方にもいくつか質問させて頂きますが宜しいかな」

そう大川さんは尋ねるがその声音から反論は認めないのだろうと、気付かれない程度に私は息を吐き頷いた。

「うむ、では天女様、其方は何処からいらっしゃったのですかな」

「えっと、とある町から…とだけ…」

大川さんの問いに思わず曖昧に答えてしまったが仕方がない。
私はこの一つ前の任務で怪我を負い゛蝶屋敷゛で療養していた。
そうして怪我が完治して今回の任務へと赴いた為、正確な位置が分からないのだ。

私の答えに大川さんは苦笑しつつ口を開く。

「儂の言い方が悪かったのぅ
そうではなく、天女様は゛令和の時代゛から来られたのですかな?」

その大川さんの言葉に今度は私が首を傾げる。

゛時代゛とは?

「あのぉ、その言い方ですとまるで私が時代を越えて来た様に聞こえるのですが…?」

右手を上げながら恐る恐る言う私に彼らは一様に視線を鋭くさせる。

「ですから天女様は令和から時を超えていらっしゃったのですよね」

大川さんの後ろに控えていた黒色の若い方の男性が苛立った様に言ったその言葉に私は目の前が真っ白になった。



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室町時代→←サイン



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you(プロフ) - みこちさん» コメントありがとうございます。ご質問への解答としましては゛まだ゛伝えていないです。話が進む中でいずれ伝えるとは思いますがお待ち頂ければ幸いです。 (2021年5月10日 20時) (レス) id: c02772a708 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - youさん» 夢主は炎の呼吸の使い手なんですね。煉獄さんの継子だからですね。お聞きしますが、忍術学園の皆には、鬼殺隊や人喰い鬼の話は伝えていないのでしょうか? (2021年5月6日 2時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - みこちさん» 初めまして、コメントありがとうございます。不定期更新にはなりますが頑張ります! (2021年4月28日 15時) (レス) id: c02772a708 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして、みこちと申します。楽しみにしています。私も鬼滅の刃と兵庫水軍や忍たまのクロスオーバー書いています。よろしければお越しください。頑張って下さい。 (2021年4月26日 5時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:you | 作成日時:2021年4月20日 18時

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