サイン ページ6
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そうしてやって来た忍術学園。
門には゛忍術学園゛と表記された立派な門標が立て掛けられている。
こんなに分かりやすく表記して大丈夫なのだろうか…。
些か心配してしまう。
ぼーっと門を見ていたらその潜り戸から人が出てきた。
「あ〜みんなお帰りなさぁい」
そこから現れたのは間延びした軟らかい喋り方が特徴的なこれまた年の近い少年だった。
「小松田さん遅くまでお疲れ様です」
いさくさんに労いの言葉を貰う彼、こまつださんは手には木の板と筆を持っていていさくさん達はそれを受け取って順々に何かを書いている。
報告書か何かだろうか？
その様子をジッと見つめていればこまつださんと呼ばれる彼と目が合った。
「ヒィッ…！」
瞬間、怯えられた。
私、何かしましたか…？
何故怯えられたのか分からず首を傾げるも彼の顔は見る見る間に青褪めてしまった。
あまり見つめない方がいいのかな？
取り敢えずはとフイっと目線を外してみた。
本当は声を掛けてあげたいのだが彼を怖がらせているのは私らしいのでこれで少しでも彼の心が安らげばいいのだけれど…。
そう思っていたらズイッと目の前に紙と筆が出された。
「！」
驚いて顔を上げればまだ青い顔のままの彼が私にそれを差し出していた。
「あ、あの…？」
どうしたものかと首を傾げれば彼は口を開けては閉じを繰り返す。
その様子をじっと見つめるも一向に言葉が出てこない彼に私は一度目を閉じて怖がらせない様になるべく優しい声音で話し掛ける。
「どうしたら良いですか？」
「！ あ、あの…えっと……」
私が話し掛けた事に驚いたらしく肩を分かりやすい程にビクつかせ彼は声を出す。
それでも上手く言葉が出てこないのだろう、しどろもどろする彼に私は言葉を続ける。
「此方の紙に名前を記入すれば宜しいのですか？」
見れば紙には入門表とありその下に3人の名前が記されている。
その中にある゛善法寺伊作゛の名前からこれはいさくさん、彼ら3人の名前であることが分かる。
ならこれは学園内へと入る時に書くべきものでこまつださんは私にも此処に名前を書いて欲しいのだろうと思い尋ねる。
「っ…さ、サイン…お願い、します…」
恐る恐るという風に筆を差し出した彼にやはりそうかと納得し゛さいん゛？が記入する事を表しているのだろうと解釈した私は筆を受け取ってそれに名前を書いたのだった。
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you(プロフ) - みこちさん» コメントありがとうございます。ご質問への解答としましては゛まだ゛伝えていないです。話が進む中でいずれ伝えるとは思いますがお待ち頂ければ幸いです。 (2021年5月10日 20時) (
レス) id: c02772a708 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - youさん» 夢主は炎の呼吸の使い手なんですね。煉獄さんの継子だからですね。お聞きしますが、忍術学園の皆には、鬼殺隊や人喰い鬼の話は伝えていないのでしょうか？ (2021年5月6日 2時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
you(プロフ) - みこちさん» 初めまして、コメントありがとうございます。不定期更新にはなりますが頑張ります！ (2021年4月28日 15時) (レス) id: c02772a708 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして、みこちと申します。楽しみにしています。私も鬼滅の刃と兵庫水軍や忍たまのクロスオーバー書いています。よろしければお越しください。頑張って下さい。 (2021年4月26日 5時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：you | 作成日時：2021年4月20日 18時
