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緑:ぬけがら ページ10
朝眼が覚めると掛け布団の隙間から覗く黒髪を見てあ、オフの日だ。と確認する
寝てる姿を見るのは本当に久し振り。
朝は私より早くて、夜は遅い。
最近当たり前になりつつあったリズム
起こさないようにそっとベットから抜け出してリビングに行くと脱ぎっぱなしのコート達。
いつも片付けるはずなのに今日はそのまま。
なんだかそれすらも愛おしくてたまらない
彼のぬけがら達を片付けて、もう一度彼の元へ。
ベットに腰掛けたところで腕を掴まれる
いつもより低い寝起きの掠れた声で
シ「A、こっち」
なんて言うからうるさい心臓の音と一緒に彼の腕の中へ。
今日はゆっくり夢の中でも歩こう
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作者名：櫻子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/4chuchuamour
作成日時：2019年1月21日 3時
