【呪術廻戦】君に愛の言の葉を【狗巻棘】

６(夢主視点) ページ25

術式…………
棘くんは焦って思い出す必要はないって言っていたけど。

五条「思い出すのは無理にしなくていい
巫相伝の術式については知っておく必要がある
予定としてはもうちょい先だったんだけどねぇ」

状況が変わったのだという。

A「先程の異質な呪力と関係あります？」

五条「やっぱり気づいてたか……
なら話は早い」

きゅっとさっきまで棘くんに握られていた手を握る。
安心する気がした。

五条「僕はここから近づかないから叫ばないでね
棘とは普通に話せるんだね
棘の事惚れた？」

すぐ惚れただの下世話な先生だけど私を気遣ってドアを開けて凭れている。

A「恋とかわからないけど……
棘くんは安心します……」

五条先生の方はなるべく見ずに話す。

A「お兄ちゃんがいたら
こんな感じかなぁって」

五条「(棘ドンマイ……(笑))
さて、話戻すけどAの術式は巫相伝の術式なんだけどってこれは前に言ったよね」

入学した時にチラッと言っていた。

五条「僕の無下限の術式や狗巻家の呪言はね情報が漏れやすい代わりにその術式の取説があるんだよね
まぁ漏れたところでって次元のレベルなんだけどね
巫相伝の錬金呪術もそうだよ
そしてそれは僕の無下限に近いものがある」

私の術式ってそんな大層なものだったんだ……。




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