４ ページ23
さて、困った。
こういう時って何を話せばいいんだろう？
しゃけ(肯定)？
おかか(否定)？
明太子(気合い)？
駄目だ。
どれも場面に合わない。
そもそも僕の語彙じゃ会話にならない。
あ……！
棘「しゃけ！」
持ってきたプリンを渡す。
A「私に……？
わざわざ駅前まで買いに行ってくれたの？」
棘「ツナツナ」
僕はスマホを取り出して文字を打って見せる。
[真希が憂太のシゴきで来れないから僕が代わり。
ここのプリン美味しいから。
熱は大丈夫？]
A「そっか、文字には呪力篭らないもんね
ありがとう
熱はもう平熱だよ
明日には授業も出れる」
そう言うAの表情は少し暗い。
[何かあった？話聞くよ？]
A「棘くんにはすぐバレちゃうなぁ……
昨日の実習ね、私何も出来なかったんだ……」
Aは話し始めた。
高専に来て１ヶ月。
術式は思い出せない。
そこへ来ての乙骨憂太の転入。
実力の差を目の当たりにして気が滅入っていた。
A「ここでも私は必要とされない足手まとい……」
棘「おかか」
[術式は焦らなくていいよ
必ず思い出せるから]
ぎゅっ
僕はAの震える手をそっと握った。
顔を上げたAの目には涙が溜まっていた。
棘「いくら……」
空いてる方の手でそっと涙を拭う。
泣かないで……。
君にはずっと笑っていて欲しい……。
二人の視線がぶつかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花(プロフ) - わかりました!!!楽しみに待ってますね!!!コメント喜んで貰えて良かったです!なんかね、私いっぱいコメントしちゃうんですよねwww一話読むたびにコメントしちゃうんですよww (2021年7月24日 18時) (
レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - 夢花さん» 夢花さんのコメントいつも嬉しかったですよ☆こんなにも何度もコメントしてくださるの初めてでしたし励みになってました(*^^*) (2021年7月24日 12時) (レス) id: abbc87cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - 夢花さん» 結構BBAなんですよ……(^_^;)アラ○ですし(笑)pixivはイラストや小説を投稿できるコミュニティサイトです！pixivで検索したら出てきますよ。移行完了しましたらURL載せておきますm(__)m (2021年7月24日 12時) (レス) id: abbc87cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - ええっ!!(´ﾟдﾟ｀)そ、そうだったんですか!?お、同い年位かと思ってました…見に行きたいのですが、pixivってなんですか？(・・? (2021年7月24日 12時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
かぼ(プロフ) - 夢花さん» 圧勝やね!! (2021年7月9日 18時) (レス) id: abbc87cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朱鳥 | 作成日時：2021年3月27日 9時
