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第67話 ページ45

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______夜。



建物が衝撃で壊れる音がした。


鬼だ。


強風と共に無一郎くんが飛ばされてしまっている。


私も無一郎くんが飛ばされた方向に行けば玉壺がいるだろう。



______。


どれくらい走っただろうか。


そろそろ居てもいい頃だと思うんだけど…。


駄目だ、森の中で人ひとり見つけるには私だけでは見つからない。


森の中にいる小動物を自分が意識を向けられる範囲で支配する


鳥や鼠などの小動物が私の支配によって情報を共有し始める


鼠や鳥の視界には男の子…これは、小鉄くん?


それと、魚の形をした鬼…


………!



無一郎くんが魚の鬼と小鉄に遭遇した。


なるほど。そっちの方向か…。


すぐに向かおう。


小動物の視界を借りながら無一郎くんがいる場所に向かう


「うわああああ!!ありがとう〜!!」


小鉄くんが無一郎くんに抱きついてお礼を言っていた


「あ!Aさん!Aさんも来てくれたんですね!」


「うん。大丈夫?鬼が現れたようだから駆けつけたんだ」


「うわああああん!!ありがとうございます!!」


相当怖かったんだろう


可哀想に。


「こんなことしてる場合じゃないや。僕はもう行くから勝手にして。」


淡々と告げて無一郎くんはその場から離れようとする


「待って!鉄穴森さんも襲われているんです!どうか助けてください!!」


「いや、僕は…」


無一郎くんはそこまで言うと頭を抑えた


「大丈夫?体調悪いのかな?」


私が顔を覗き込もうとすると、無一郎くんは小鉄くんを抱えて走り出した


「え……何なの」


突然で驚いたがきっと、戻らずに助けるという意味だろう


私も無一郎くんのあとを追った。




無一郎くんに追いつくと鉄穴森さんを襲っていた鬼を斬っていた。


「無事で良かったです。鉄穴森さん」


「これはこれは!貴方もご無事でしたか!」


「ええ、まぁ一応隊員なので。それより、鋼鐵塚さんは?」


「あっそうだ!鋼鐵塚さん!」


今まで忘れてたのかな。鋼鐵塚さん可哀想。

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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