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第66話 ページ43

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食事を終えて炭治郎とからくり人形の稽古を見ている。


炭治郎の動きは明らかに前とは違う


この稽古で炭治郎は何かを掴んだんだろう


苦戦しながらも炭治郎はからくり人形に渾身の一撃を入れる直前まで迫っていた


しかし、炭治郎は優しいからその一撃を入れるのを躊躇っている。


壊れるかもしれないからだ。


「斬ってー!!!!壊れてもいい!!絶対俺が直すから!!」



小鉄くんがそう言うと炭治郎は決心したようにからくり人形の頚を斬った


「アイダッ」


「大丈夫?炭治郎」


炭治郎の所に駆け寄るとお尻を抑えながら悶えていた


「ごめん、借りた刀折れちゃった…」


「良いんですよそんなの」


小鉄くんはそう言うとからくり人形の方に視線を向けた


「あっ!?」


その視線の先のからくり人形に私も視線を向ける


からくり人形はピシッと音を立てて壊れた


すると、中から刀が出てきた



「なっなんか出た!!小鉄くんなんか出た!!何これ!?」



「いやいやいやわからないです俺も、何でしょうかこれ!!」


2人は興奮気味にはしゃいでいる


「刀…だね。随分古いみたい」


私は刀を持って炭治郎に渡す


「え!え!?何で俺に!?」


「炭治郎さんが貰っていいんじゃないでしょうか!!」


「いやいや!!俺はたまたまだから!!今まで蓄積されてきた剣戟がたまたま俺が入れた衝撃で壊れただけで!」


「と、とりあえずちょっと抜いてみます!?」


「そうだね!見たいよね!」


そう言って刀をそっと鞘から抜く


「錆びてるね」


私がそう言うと2人は分かりやすく落ち込んだ


「す、すみません…ぬか喜びさせて」


小鉄くんが謝る

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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