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第38話 ページ4

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「善逸」


部屋を覗くと善逸が一人で三味線を弾いていた


「Aちゃん!Aちゃんもここに潜入してたんだね」


「うん。……ところで、その化粧はもしかして宇随さんにされたの?」


「え!うん…良く分かったね!」


「私もされたからね」


「えぇえ!!そうなの!?」


「うん。あんまり酷かったから化粧し直したけど」


「そ、そうだったんだ!……ちょっと見たかったかも……なんて」


「私は善逸の宇随さんに化粧してもらった顔が見たくてここに来たよ」


「えぇえ!!?!」


ふふ、と微笑むと善逸は厚化粧の上からでもほんのり分かるくらい顔を赤く染めていた


「善逸が潜入しているってことは、他の2人も?」


「うん!炭治郎は炭子としてときと屋に、伊之助は猪子として荻本屋に、俺は善子としてここ京極屋に潜入してるんだ」


「へぇ……じゃあ私がここでは善子の先輩ってことになるね」


「ぇ…あ!本当だね!!」


善逸はさっきから私と話すときに緊張しているのか、言葉のに力が入ってる気がする


「善子、力ぬいて?」


「へ……?」


善逸の腰にそっと腕を回し抱きつく


「ぁ…え!!?Aちゃん!?!!?」


「ん?」


「ぁ、あああああの!!!な、何で!???」


善逸はもう顔が沸騰寸前みたいな赤さだ


「……こうすれば少しは緊張ほぐれるかなって」


「逆効果だよぉおおお!!!!でも、もう少しこのままでいいぃ?」


「うん」


最初は力が入っていた善逸も、背中をぽんぽんと優しく擦ると段々力が抜けていった


「ん………Aちゃん、ありがとう!もうそろそろ行かなきゃ」


「そうなの?」


「これからお座敷なんだ」


「そう…。頑張ってね、善子」


「ありがとう!Aちゃん!」


善逸はちょっと気持ち悪いニヤケ顔のまま部屋を出ていった


「………さて」


善逸が来たということはこれから戦いの幕が上がる


やっとだ


やっと面白くなってきた


______



____



__。


善逸が来て2日後、善逸が消えた


楼主の奥さんが死んだのが善逸が来る前だったから、予想はできていたけど。


そういえば、楼主の奥さんが死んだときに鬼舞辻󠄀無惨が来ていたらしい


堕姫が頬を染めながら「あの方が期待しているって言ってくれたの」って言ってたから


「いいなー……会いたかった」


はやくその鬼の始祖に私も会いたいんだけど


事はそう上手くいかないようで。

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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