【鬼滅の刃✕チェンソーマン】支配の天使 ２

第５１話 ページ21

妓夫太郎side






「契約の時です」


Aの目は不敵に輝く


「全てを思い出しなさい」


そう言った瞬間脳に記憶が流れ込む


それは忘れていた記憶だった


忘れていたいた事さえ今認識した


「………」


何てことしてんだよぉ……俺はぁ


何でこんな契約結んだんだよぉお！！！


「全てはもう手遅れです。後悔なんてものは無駄な行為です。」


「お兄ちゃあん……お兄ちゃあん！！どうしよう…な、…何とかしてぇ！！」


梅が俺に抱きつきながら助けを求める


「梅……助けを求めるのは止めなさい。自分で解決する努力もしていないのに"何とかして"？そんなの通用しません。自分で何とかしなさい。」


「…ッ！！……どうすればいいのよぉ！！」


梅は図星を突かれて泣きわめく


Aは面倒くさそうな顔をしてため息を一つついた


「そろそろいいでしょう……。これからは兄妹離れ離れにはさせません。これは命令です。


＿＿私に全てを捧げなさい」



その瞬間、思考が停止する


「……はい」


駄目だ…このままでは……


死ぬことより…駄目だ…


「……俺たちの全てを捧げる」


自分の意思とは裏腹に口が動いた










………












………











………










＿＿＿？



俺は今まで何を考えてたんだぁ？


Aがこちらへ手を伸ばしている


俺はなんの躊躇いもなくAへと歩み寄る


Aの手をとるとAは微笑んだ












「ずっと一緒です」

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