【鬼滅の刃✕チェンソーマン】支配の天使 ２

第４９．５話 ページ19

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倒した鬼にまでこの少年は慈悲の心をもっている



普通では考えられない優しさだ…



「本当はそんなこと思ってないよ。全部嘘だよ」


炭治郎の言うとおりだ。


「……そうね。思ってもいないことを一時の感情で言うのは良くないわ。こうしてお互いを傷つけてしまうから……



仲直りをしろと命令は……しません。ただ、お互いを罵り合っては駄目です。」



「Aの言う通りだ。この世でたった２人の兄妹なんだから…」



「うわあああん！うるさいんだよォ！！」



堕姫が小さな子供のように泣き叫ぶ



「悔しいよう悔しいよう！何とかしてよォ！お兄ちゃあん！！



死にたくないよォ


お兄っ……」




遂に堕姫は最後まで消えてしまった



「梅！！」



咄嗟に妓夫太郎の口から出た名前は堕姫の人間の時代のものだった



「梅……か」



次第に妓夫太郎も完全に消え去った

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