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第46話 ページ15

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「!?……何で生きてるんだぁあ!?」


妓夫太郎が驚きの声を上げながら私に攻撃を仕掛ける


妓夫太郎の血の刃の斬撃が私の腹を貫通する


痛い


しかしその痛みも一瞬で消える


体が再生する


まるで巻き戻しの映像の様に


また死んだ


そして、生き返った


「!?……何なんだよぉお!?お前本当に人間かぁ!?」


宇随さんも


炭治郎も


妓夫太郎も


伊之助も


善逸も


頸だけになった堕姫も


誰もが驚愕の表情を浮かべる


「……人間です」


そう言うと首を横にふる


「そんな人間見たことねぇんだよなぁあ」


「私の命の代わりなんていくらだってある」


残りなんて数えるのが馬鹿らしいくらいにいる


私を完全に殺すには日本国民全員を殺した後で私を殺すか、私を日本国民全員の人数分殺すかしか方法はない


「……命の代わり…?」


炭治郎は驚きつつも疑問を持ったようだ


「そう……詳しいことは秘密ね」


口の前に人差し指を添えて微笑む


炭治郎がもし、この命の代わり"残機"について知ったら……

きっと今まで通りには接してもらえなくなる

それは少し悲しいから黙っておこう



「さて、本題に戻りましょうか。…貴方の妹の頸はもう斬りました。あとは貴方のだけだ」


「お兄ちゃん……」


頸だけになった堕姫が涙を流しながら訴える


「私……Aに逆らえない……助けて……何とかしてよお兄ちゃん……!」


「……妓夫太郎、貴方もすぐにこうなります」


妓夫太郎に微笑みかけると怒りで妓夫太郎の顔が歪んだ


「裏切っておいて妹まで俺から取り立てるのかぁあ!!?お前は殺す……今までで一番残酷な方法でなぁあ!!」


「裏切る……?裏切ったつもりはないんだけど……私はただ鬼殺隊として仕事しているだけです」


こうして気づいてしまった以上、強制的に支配するしかない


「妓夫太郎、これは命令です。そのまま動かないようにしなさい」


「!?」


すると妓夫太郎は私の命令した通り動かなくなった


反対側の屋根の上から雛鶴さんも毒の苦無を打ち込む


「感謝するぜA!雛鶴!」


宇随さんはそう言うと妓夫太郎の頸に刃を入れた


「あ゛ぁああああ!!」


妓夫太郎は私の支配下でも僅かな自我を頼りに抵抗する


「!?」


しかし刀が動かない


体の肉を刀に侵食させて動かないようにしている


「………上弦の鬼は厄介ね」


負けずと宇随さんも刀を押し込むが埒が明かない


ここは一旦命令を解こう

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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