第6話 ページ8
.
仕事を終えて帰る支度をする
「お疲れ様Aちゃん。今日もありがとうね」
「いえ、お気になさらず」
「Aちゃんもこの仕事慣れてきたね」
「あ、はい。なんとか…」
他愛無い話をしながら支度を終える
「お疲れ様でした」
挨拶をすると皆さんもお疲れ様でしたと返してくれた。
そうだ、せっかくだからお土産を買っていこう
甘いものがいいかな
「お萩にしよう」
近くにあった和菓子屋でお萩を買い家に帰る
「ただいまー……」
このむせ返るような血の匂い
「ッ!まさか!」
勢いよく襖を開けるとそこには母親と妹の死体
そして、異型のなにかがいた。
「…なに?」
「えっと…」
恐怖で体が強ばる
「あんたもこの家の人間?」
「そう…って答えたら?」
「……こいつらと同じようにして食う」
食う…
食う…
食う?
「え……もしかして」
「あんた、鬼?」
鬼が人を襲い、食う。
もしかしてこれって漫画で見た鬼滅の刃?
「そうだけど、それが何?」
目の前の鬼は不機嫌そうに睨む
「そう……」
なら、話は簡単
支配の能力が上手く使うことができれば…
「あなたは、鬼。人間を食う者。…人の人生を一瞬にして奪うものは生きている価値ないわ」
「はぁ?」
鬼は今にも飛びかかりそうだ
「なので、あなたは私より程度が低い」
「あんた…っ!あんたねぇ!!食ってやる!食ってやる!!!!」
「これは命令です。不愉快です、死になさい」
そう言うとピタリと鬼の動きが止まった
「……はい」
そう言うと上を向いて天を仰ぎ口からその名を吐き出した
「無惨様」
185人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
界 - 面白いです!凄く! (2022年12月29日 22時) (レス) @page27 id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!!続きが気になります!! (2022年12月29日 20時) (レス) @page27 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Gatto: | 作成日時:2022年12月24日 0時