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第24話 ページ28

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「……はぁ…はぁ…キツイ〜……」


稽古1日目


「Aはまず基礎体力が足りないな!」


そう言ってひたすら走るという稽古から始まった


「私は刀を持たない剣士ってことで通ってたじゃん……」


だから稽古なんていらないと思ってたのに


何で今走ってんだ?


「はぁ〜……」


ようやく指示された分を走り終えた


「煉󠄁獄さーん、走り終わりましたー」


「そうか!次は筋力をつけるための稽古だ!」


「ええ〜…」


きつい…


キツイキツイキツイキツイキツイ!!!


疲れた!


床に転がって駄々をこねれば今日は稽古終わりにしてもらえないだろうか


…多分通用しないな


「やります…やりますよ!でも、せめて褒めてください。じゃないと頑張れないです」


やけくそで冗談を言うと煉󠄁獄さんは一瞬目を見開いて直ぐに笑顔をみせた


「おいで」


「え…」


戸惑いながらも煉󠄁獄さんが療養しているベッドへと近づく


「確かAはこの前までただの町娘だったな…。そんな君が、俺の稽古をこなしているんだ。君はよく頑張っている!流石俺の継子だ!」


煉󠄁獄さんは私の頭を撫でながらこれでもかってくらい褒めた


冗談で言ったのにこんなに褒めてもらえるなんて思ってもみなかった


「どうした?…顔が赤いぞ?」


「な、っ何でもないです!」


いつものはつらつとした声じゃなくて少し低い声音で言われて照れてしまう


「そうか!じゃあ稽古を再開しよう!」


「…はい」


褒めてはもらえたけど稽古は終わりではなかった


「これが毎日か……」


でも頭を撫でてもらえるなら…


今まで頭なんて折檻のときに殴られるか掴まれるかだったから


新鮮だった


初めての感覚を教えてくれた人だった


「……もうちょっと頑張ってみようかな」


本当はサボろうと思っていた筋トレ


だけど期待に応えたいなんてらしくないけど…


煉󠄁獄さんの稽古をこなした

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- 面白いです!凄く! (2022年12月29日 22時) (レス) @page27 id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!!続きが気になります!! (2022年12月29日 20時) (レス) @page27 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2022年12月24日 0時

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