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第16話 ページ19

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炭治郎side


「Aは刀を持っていないんだったよな」


「うん、そうだよ。私には必要ないかな」


「凄いな…Aは」


本当に刀を使わず戦えるのだろうか


今までそんな隊士は見たことないけど…


「炭治郎、上に鬼がいるね」


「…あぁ」


列車の上に行くと鬼が背を向けて立っていた


「あれぇ起きたの」


「………」


Aは無表情で立っている


「人の心の中に土足で踏み込むな」


「…そうよ。あんたが最初に幸福な夢を見せて後から不幸な夢を見せて、それでその後、苦しんでる姿を見ながら殺すのが好きな悪趣味なやつだって知ってるんだからね」


!!……そうだったのか


「俺はお前を許さない」


「水の呼吸 拾ノ型 生々流転」


「血鬼術 強制昏倒「しー」」


鬼が血鬼術を出そうとした瞬間、Aが口の前に人差し指を置く


「…!」


すると鬼はかざしていた手を下ろし直立状態になった


呆気なく斬れた頸はあまりにも手応えが無かった


「外れみたいね」


「A……今のは…」


「今のが私の能力。鬼を支配する能力だよ」


本当だったのか。


いや、最初から嘘の匂いなんてしてなかったけれど…


「炭治郎くん、後ろ」


Aに後ろを指され振り返ると鬼の首が列車から生えた肉の塊に繋がれていた


死なない!?


「素敵だねその顔。そういう顔を見たかったんだよ。うふふふ」


「頸を斬ったのにどうして死なないのか教えて欲しいよね。いいよ、俺は今気分が高揚しているから」


「それがもう本体ではなくなっていたからだよ」


「君がすやすやと眠っている間に、俺はこの汽車と融合した」


!?……そんな…俺が寝ている間に…!!


「つまりは、この汽車に乗ってる乗客は全て人質であるというわけね」


「そうだよ……ねぇ、守りきれる?君たち2人で」


「この汽車の端から端までいるうじゃうじゃいる人間たち全てを俺にお預けさせられるかな?」


俺は思わず前に出て鬼の頸を斬ろうとする


「どうする?炭治郎くん」


どうする、どうする!!


一人で守るのは2両が限界だ…!


Aは刀を持っていない


「車両の人間を守るなら武器が必要だよね」


Aが言うのと同時に頭の上に光の輪っかが現れた


「5年使用」


手をかざしながらそう言うと輪っかの中から一本の剣が出てきた


「とりあえずこれで戦うね」


どういうことだ!?Aは刀を持たないんじゃなかったのか!?

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- 面白いです!凄く! (2022年12月29日 22時) (レス) @page27 id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!!続きが気になります!! (2022年12月29日 20時) (レス) @page27 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2022年12月24日 0時

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