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第13話 ページ15

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「Aに行ってほしい任務があるんだ」


お館様に再度呼ばれ、任された任務


「承知しました。最善は尽くします」


それは、無限列車の任務だった。


任務出発の日、炭治郎に声をかけた


「炭治郎くん!」


「A!どうしたんだ?」


「今回の任務、炭治郎くん達と一緒なの。だから一緒に行かない?」


そう言うと炭治郎は嬉しそうに「勿論だ!」と答えてくれた


「ええ!!!Aちゃんと合同任務だなんて!これって、これって…運命!!?」


「……うんめい?」


「なんだそれ?美味いのか?」


伊之助が今回は普通に戻っている


「伊之助くん私のこと覚えてる?」


「あ?誰だお前……てッ」


おにぎりを食べていた伊之助が私の目を見た瞬間震えだした


「こいつ…こいつ、やべぇ」


そっか、伊之助って勘が鋭いんだっけ


生物が感じる支配の根本的な恐ろしさに気づいてるのか


「何が…やばいの?」


「と、とにかく俺と勝負しろ!」


「勝負…?それ、本当にしていいの…?」


じっと伊之助の目を見つめる


すると伊之助の猪頭がパサリと落ち、鼻から血が垂れてきた


「ぁ……ぁ」


「い、伊之助!?」


「おい!隊服姿のAさんに興奮したからって鼻血出すな!汚いだろ!」


「それ善逸が言うのか…?」


「ふふ、大丈夫?伊之助くん」


私が声をかけるとびくりと肩を揺らした


「勝負は!………いい。また今度だ!」


「うん、分かった」


勘が鋭いと少し面倒だから睨みをきかせた


ちょっとした牽制になったでしょう。


無限列車に乗り込むと、物凄い量のお弁当を食べている人を見つけた


「うまい、うまい、うまい!うまい!」


「………」


皆若干引いてる


「煉獄さんですね?」


「うまい!」


「あ…それはもうすごく分かりました」


炭治郎が苦笑いを顔に浮かべながら座った


「君は、確か刀を持たない隊士だったな」


「はい」


「…鬼に命令を下し強制的に服従させ倒す能力…だったか」


「はい」


「えぇええ!!Aちゃん刀持ってないの!?は…!そういえばさっき刀を隠すとき刀持ってなかった!…ていうか、何その能力!?」


忙しい人だな…善逸は


「見れば分かるよ」


「だ、大丈夫だよAちゃん!ぉ、お、おおおお俺が守るから!」


めちゃくちゃガタガタ震えながら言ってくる善逸


「ありがとう!…頼りにしてるね」


頼りねぇー……

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- 面白いです!凄く! (2022年12月29日 22時) (レス) @page27 id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!!続きが気になります!! (2022年12月29日 20時) (レス) @page27 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2022年12月24日 0時

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