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四日目 ページ4

今日は朝から雨だった。
傘を持って今日も彼を探す。





『(今日はどこに居るんだろう...)っとと...』





滑りやすくなってるし気を付けなくちゃ。





「......おい」


『ウギャッ!は、狛治君かぁ〜』





びっくりしたぁ...
____え。





『狛治君、濡れてたら身体に障るよ!?ほら、入って』


「これくらいで風邪はひかない」


『病に絶対はないよぉ〜!お願いだから入ってよぉ〜!!』





嫌そうな顔をしつつも入ってくれた。
良かった...風邪だって侮れないから。

どこかに行く予定もなく、前に進んでいると踞っている二人の子供が寄り添いながら雨に耐えていた。





『...は、狛治君。ちょっと、この傘持ってここで待ってて』


「は?」


『すぐに戻るから!』





狛治君に傘を押し付ける様に渡して、走って来た道を戻った。

確か家に傘はあったはず...

·


·


·

『はい、どうぞ』


「い、いいの...?」


『うん。この雨じゃ風邪ひいちゃから、あげるよ』





ありがとうと言った子供たちに笑顔があるのを確認して、さよならを告げた。





『狛治君、ごめんね、傘押し付けちゃって...』


「お前、いつもああしてるのか」


『してるけど....』


「...そんな事したって自分に何も返ってこないだろ」





狛治君は怒った風にそう言った。





『いつも言ってるよ。僕は頭が弱い、だから損得を考えてから動けないんだ。その時の衝動に任せているだけだよ...』


「....」





に、睨まれてる。
狛治君は顔を伏せてそのままどこかへ走り去った。





『狛治君!ま、待って....ゲホッ、は、狛治君!!』





·
今日は君を追いかけられなかった。

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うーまる(プロフ) - この作品ものすごく好きです!!!続きをいつまでも待ってます!!!応援してます!!!! (2020年10月21日 17時) (レス) id: c64b1f6e9c (このIDを非表示/違反報告)
りな - めちゃくちゃ好きですこの作品!応援します!続き楽しみに待ってます! (2020年4月1日 0時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2020年3月8日 1時

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