三日目 ページ3
狛犬の狛と治で狛治と教えて貰った。教えて貰った事がとても嬉しかった。
·
『狛治君!そういえば、僕の名前教えてなかったよね...?』
「.....今さらすぎるだろ」
昨日から狛治君は少しだけど喋ってくれるようになった。
それが嬉しくて『ごめんよ』と笑いながら言ってしまう。
『僕は縁を結ぶの縁。改めてよろしくね』
「...」
狛治君は差し出した僕の手を見ただけで手には取ってくれなかった。
ど、どうしたんだろう。手、汚かったかな!?
「お前、俺が罪人だって事分かってるだろ」
『え、う、うん』
「...なら何で」
何で。
『ご、ごめん。僕は何か理由があって君に話かけた訳じゃないんだ。ただ、君が怪我をしていた所を僕が見つけた。僕だけが見つけたんだ。....僕は頭が弱いから、これが君との縁なのかなって...ほ、ほら僕の名前は父さんがたくさんの縁と結ばれますようにって着けたらしいから...』
君に話かけたのは、ただの僕の思い込みなんだ。
お、怒ったかな...
「....同情なんかよりずっと良い」
『は、狛治君!あ、ありがとう!』
狛治君は僕の手を握った訳じゃないけれど、触れてくれた。
その手を僕が勝手に握ったら怒られたけど。
「お前の事を信用した訳じゃないからな」
『そ、それでもいいよ!!ぼ、僕、君が認めてくれるように頑張るから!』
狛治君はそう宣言した僕を見てどこかに行った。
『ケホッ、ケホッ....』
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うーまる(プロフ) - この作品ものすごく好きです!!!続きをいつまでも待ってます!!!応援してます!!!! (2020年10月21日 17時) (レス) id: c64b1f6e9c (このIDを非表示/違反報告)
りな - めちゃくちゃ好きですこの作品!応援します!続き楽しみに待ってます! (2020年4月1日 0時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2020年3月8日 1時