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二日目 ページ2

『はくじ君ー?』





居ないなぁ...
今日は包帯とか持ってきたんだけど。





『も、もしかして僕嫌われた...?』





そりゃそうだよね。
名前教えてもらうまで付きまとうし、頭が弱いし...何より_____





『(こんな身体だもんね)』


「こぉら!!!待ちやがれ!!」


『ヒィッ!な、何事...?』





家の物陰に隠れて、声が聞こえた方へと視線を送る。
そこには、大人相手に一人で勝ち続けているはくじ君の姿があった。





『は、はははははくじ君!?』


「!お前...」


「なんだ?お前もあのガキの仲間か?」





やられている大人の仲間だと思われる男が僕を睨んでくる。

怖い。ものすごく怖い。
けど、ここで僕が否定したら駄目だ。
僕は君と友人になりたいから。





『ぼ、僕は彼の友人だ!!』


「なら、お前も罪人だな!」





罪人...?

その言葉の意味を考えている暇も無く、僕の頭には強烈な痛みが走った。





『いっ...!』


「お前、弱すぎる_____」





男が僕にもう一度拳を当てようと構えた瞬間、男は倒れた。

やっぱり、君はすごい。
そう思いながら助けてくれたはくじ君を見ていた。

·


·


·

『いてて...』


「...お前、死にたいのか」


『死にたい訳じゃないよぉ』





戦いが終わって逃げた後、今は僕たちは人気がない所で治療している。

治療と言っても包帯を巻く程度だけど...





『はくじ君!聞きたい事があるんだけど!』


「...」


『はくじ君のはくじって、どういう漢字なのかな!?』


「....は?」


『僕もう気になって気になって仕方がないんだよ!』





はくじ君はそんな真剣な僕を見て、笑った。
声をあげてじゃないけど、小さく笑ったんだ。
気のせいじゃないと良いな。

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うーまる(プロフ) - この作品ものすごく好きです!!!続きをいつまでも待ってます!!!応援してます!!!! (2020年10月21日 17時) (レス) id: c64b1f6e9c (このIDを非表示/違反報告)
りな - めちゃくちゃ好きですこの作品!応援します!続き楽しみに待ってます! (2020年4月1日 0時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2020年3月8日 1時

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