一日目 ページ1
初めて会ったのは、君が地面に傷だらけで倒れこんでいた時だったね。
.
『...あ、あの、大丈夫?』
「....」
『あ、いや、怪我してるのに大丈夫じゃないよね。ごめんよ、僕本当に頭が弱くって』
「____ぇ...」
『え?』
「うるせぇ!!どっかに行きやがれ殺すぞ!!!」
え、殺す?.....殺す!?
『冗談でもそんな事言ったら駄目だよ...!家族が悲しむよ!!』
「ッ他人のお前に何が分かる!!!」
『うわっ!』
胸ぐらを掴まれて、思わず目を閉じるけど痛みは来なかった。
恐る恐る目を開けると、胸ぐらは離された。
『...殴らないの?』
「.......」
『そ、そんなに睨まないでぇ〜!!』
彼は何も喋らずにどこかへ行こうとする。
僕はそれを追いかける。
『あの、名前教えてくれる?』
「......」
『む、無視されても教えてくれるまで付いてくから...!』
そう言った後、彼は走った。
僕も負けじと追いかける。
速いなぁ...すごいや。
『ゲホッ、は、走っても無駄だから!ゴホッ、オエッ、絶対に付いてくからぁ、ハァ』
「......」
『つ、疲れてな、いよ...!』
文を読み漁ってばっかりだったから体力が全然無い。
こんな所で体力がいるとは思わなかったな。
数刻後にはもうよたよた走りになっていた。
もちろん僕が。
彼は曲がり角を行った後で見失ってしまった。
「.......おい」
『え!?』
「深呼吸しろ。後、狛治。もう付いて来るな」
はくじ君かぁ...
次、会ったらどういう漢字かを教えてもらおう。
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うーまる(プロフ) - この作品ものすごく好きです!!!続きをいつまでも待ってます!!!応援してます!!!! (2020年10月21日 17時) (レス) id: c64b1f6e9c (このIDを非表示/違反報告)
りな - めちゃくちゃ好きですこの作品!応援します!続き楽しみに待ってます! (2020年4月1日 0時) (レス) id: 55c1958e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜狐灯 | 作成日時:2020年3月8日 1時