【鬼滅の刃×刀剣乱舞】半神半人の戦闘系審神者による鬼滅譚

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《──おい、そりゃあ、つまり……》

『政府からの援助なしで、そっちに帰る術(すべ)を見つけなきゃならないってことだね。』

《まじかよ………。》

現在、監査部からの調査結果を皆に伝えるために、全員が大広間に集合している。

何度も説明するのが面倒だったから彼岸にも通信を繋げてまとめて説明したところ、私に似て神経図太いうちの刀剣男士(やつら)は全くと言っていいほど動揺しなかった。

ちなみに私も全く動じてない。監査部相手のときは繕ってたけど、正直長い休み貰ってやったぁって感じだね。わーい。

唯一彼岸だけは動揺してるけど、あいつのことだし多分、私がいない間の皺寄せについて考えてるだけだろ。

あいつはそういうやつだ。

加州「主、今後の方針はどうする？」

『んー……とりあえずは情報収集だね。時間の流れがどれ程違うかも確認したいから、この空間の時間できっかりひと月の間何部隊かに外に出てもらう。あとはその情報次第で今後の動きを考える。』

つまり、臨機応変というやつだ。

……ちなみにうちの本丸では割といつもこんな感じで、むしろ前々からあーだこーだと考える方が珍しい。

そのときにやれる事だけ考えてその後のことは後で考えればいいや、という私の性格が皆に丸写りした結果である。









『──正体は明かさないように。もし何かあって誰かが中傷以上になった場合は、即座に緊急帰還用の札を使うこと。

……じゃあ、宜しく頼んだよ。』

一部隊四人編成を四部隊分作り、万が一に備えてその全員にお守りと何種類かの札を渡して見送る。

あとはひと月後の帰還を待つだけだな。

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