蜘蛛が6匹 ページ7
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風呂から上がり、Aは累と同じような着物を渡された
白と桃色を基調とした生地に銀の蜘蛛の巣
帯も赤色と桃色でできている上等な物だった
「累からよ、早く着て。それから元の着物だけど累が渡せっていうから貰って行くね」
食事を終えたのか、髪を4束で結んだ姉がなんでこんなやつ、と言いたげな顔で着物を運んで行った
「まぁ可愛い！あとは髪を切りたいところだけど私不器用なのよね……まあとにかく累に見せなくちゃ」
着付けを手伝った母親が髪を櫛でとかしながら言う
髪の毛は全く手入れがされておらず、洗っても乾かしてもとかしてもボサボサのままだったのだ
「累見て、本当にかわいいわ」
居間でそわそわしていた累にAが姿を見せる
「僕の妹だからね、そうだ姉さん髪を切ってよ」
近くにいた一つ結びの姉に言う
「髪？いいわよこっちへおいで」
姉はハサミを持って家の外へ案内する
「私はこの家族の長女をしてるの、よろしくね」
髪を切りながら長女が話しかけた
「一緒に頑張りましょうね」
しばらくすると、顔についた髪を払ってAをじっと見た
「あなた睫毛は長いのね……真っ暗な髪……綺麗ね」
何かを懐かしむように長女が言う
「……人間の見た目……累はどうするのかしら」
そう呟いた声はAには届かなかった
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向日葵蜜柑 - 此れが家族の絆ってやつなんですね、感動物語です!!!!!! (2023年3月16日 16時) (
レス) id: 02a4ca8853 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵蜜柑 - ｯｯｯ 涙がｯｯｯ!!!!! もう本当にいい話!!!!ガチめに泣きました!!!(((((好きです← (2023年3月16日 16時) (レス) @page30 id: 02a4ca8853 (このIDを非表示/違反報告)
みゃぁ。 - すごい好きです。この作品。なんでもっと早くに出会えなかったんだろう…。すごく感動して泣いてしまいました。 (2022年12月15日 23時) (レス) @page30 id: 253b777aaf (このIDを非表示/違反報告)
レベ - 感動しすぎて家族に心配されました。累の夢小説いっぱい見たが、こんなに泣く話は初めて。 (2022年11月29日 17時) (レス) @page30 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第二王子 - こ………んに…ちは。泣いてます。はい。る〜い〜！！ (2022年3月25日 21時) (レス) @page30 id: d096c6aa19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まひな | 作成日時：2020年3月25日 23時
