蜘蛛が11匹 ページ12
.
「お姉ちゃん……?」
目を覚まし、髪を結ってもらおうと長女を探すA
「あの子ならもういないわよ」
もう1人の姉が答えた
「おのお姉ちゃんね、累と喧嘩していなくなっちゃった」
困ったように笑うが、目だけは冷たい
Aはこの姉のことがあまり得意ではなかった
「喧嘩?」
「そうよ、あなたも気を付けてね。ただでさえその見た目なんだから」
いなくなった長女と同じようにAの髪を結う姉
あなたの髪が羨ましい
その言葉を姉は飲み込んだ
この''家族''の一員は皆、累のような姿にならなければいけない決まりがある
この姉も昔はAの様な黒髪だった
「ほらできた、遊んでらっしゃい」
笑顔で背中を押され、Aは母親の元へ駆けて行った
.
894人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵蜜柑 - 此れが家族の絆ってやつなんですね、感動物語です!!!!!! (2023年3月16日 16時) (レス) id: 02a4ca8853 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵蜜柑 - ッッッ 涙がッッッ!!!!! もう本当にいい話!!!!ガチめに泣きました!!!(((((好きです← (2023年3月16日 16時) (レス) @page30 id: 02a4ca8853 (このIDを非表示/違反報告)
みゃぁ。 - すごい好きです。この作品。なんでもっと早くに出会えなかったんだろう…。すごく感動して泣いてしまいました。 (2022年12月15日 23時) (レス) @page30 id: 253b777aaf (このIDを非表示/違反報告)
レベ - 感動しすぎて家族に心配されました。累の夢小説いっぱい見たが、こんなに泣く話は初めて。 (2022年11月29日 17時) (レス) @page30 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第二王子 - こ………んに…ちは。泣いてます。はい。る〜い〜!! (2022年3月25日 21時) (レス) @page30 id: d096c6aa19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まひな | 作成日時:2020年3月25日 23時