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そんな感じで前向きな事を考えながらも、伊之助善逸、そして煉獄の三人をどう起こそうかとAが頭を捻る。
(まずは何があったか整理した方が得策じゃろうな……)
＿＿えぇと確か、列車に乗り込んで、切符を車掌に渡して……
(そうじゃあの切符じゃ。アレからは微かに鬼の気配を感じた……ならばアレをどうにかすべきじゃな)
「……そうじゃ禰豆子、少しばかし妾に力を貸してはくれぬか？」
「む？」
「善逸達の切符をお主の血鬼術で燃やして欲しいのじゃ」
Aの少しの記憶と推理は伊達に数百年生きているだけには鋭かった。下弦の壱、魘夢のあの血鬼術には、切符を改札鋏で穴を開けたと同時に発動するようになっていたのだ。
それも踏まえてAが禰豆子に分かりやすく説明すると、コクリと禰豆子が頷く。
タタッと禰豆子がそれぞれ寝ている者に近寄り、切符を燃やしていく。
「よもや！！寝てしまっていたのか！！？」
「そうじゃよ」
「しかも十二鬼月の気配がするな！！よもやよもやだ！！」と立ち上がる杏寿郎に、Aが簡単に状況を話す。
「竈門少年は前の方にいるのか！」
「そうじゃ」
列車を揺らす勢いで去っていく杏寿郎を尻目に、Aは自分の刀を取り出す。人じゃないのもあって呼吸を使う事がないので、刀の色は付いていないが、それでも鬼の頸を斬る為には申し分ない。
列車内に溢れかえる肉塊を斬り捨て、未だ眠り続ける乗客を守る。
「＿＿あぁッキリがない！！」
段々とAの顔にイラつきが出てくる。何度切っても再生し、再び眠る乗客に襲いかかろうとする肉塊にAがとうとうキレ始めた。
「鬱陶しいの…！！いっそのこと燃やしてしまおうか！？」
だがAの使う術は炭治郎の使うヒノカミ神楽(日の呼吸)や、杏寿郎の使う炎の呼吸のようにただ見えるだけのエフェクトとは違い物理だ。
念を込めれば掌や口から炎を出すことが出来る。
ただ火力が馬鹿みたいに強いし加減も出来そうで出来ないので、鬼はおろか車体や他の乗客の事まで燃やしかねない。
Aの術は広い、人も居ない所でやれば最強かもしれないが、人がいるのと狭いのと…と条件が悪いと、たちまち“最恐”になるのである。
所謂ポンコツだ。
その事もあり何とか踏みとどまったAはチッと舌打ちをした。
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�桟鈬�(プロフ) - Ashleeさん» コメントありがとうございます！すみませんもう少しお待ちくださいませ💦 (2022年7月28日 9時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年4月16日 18時) (レス) @page22 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
月縹(プロフ) - ＃きのこさん» わー！ありがとうございます！気長に待って頂けたら嬉しいです(；；) (2021年10月2日 23時) (レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月27日 21時) (レス) @page20 id: c964701d6c (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 藍緋さん» ほんとうですか！？報告ありがとうございます！直しておきますね！ (2020年11月18日 7時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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