きゅー。 ページ10
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「 もうお別れなんて嫌だよAさぁん、」
『 どうせまたすぐ任務で会うだろうしちょっとだけ我慢しようね〜 』
「 今度ぜってぇ稽古しろよ !!!!!! 」
『 はいはいいつでも屋敷においでやす 』
次々と言葉が飛んできて頭が眩みそう。
どうせそのうち任務で会えるのに最後みたいな雰囲気出すから笑っちゃうよね
「 Aさん、ありがとうございました 」
『 ......うん、ありがとう炭治郎くん 』
気をつけて、と言わんばかりの悲しそうな真面目そうな目をした炭治郎くんに見つめられて、心にくる物があった。
位や歳を超えてまで大切に思ってもらえるのは幸せな事だなあとしみじみと感じる。
みんなと別れて、1人で自分の屋敷へと歩き始めた。
ぼーっと歩いている間にも
炭治郎くんに勘づかれていた事、自分がいつ死んでしまうか分からない事、徐々に成長している羽の事を思わず考えてしまっていた。
『 ......私、いつ死んじゃうんだろう 』
今まではっきりと死ぬという自覚がなかった。
でも炭治郎くんに事実を話して炭治郎くんの顔を見た時、自分は死んでしまうのかと今更ながら悟ってしまった。
ぼやぼや考えながら歩いていたら後ろからガッ と、腕を掴まれた
「 お。お姐さん1人かい ? 」
『 ......連れがいますので 』
「 お兄さんと遊ぼうよ、あっちに行こうね
_____気持ちいいことしよっか 」
『 は、離してください ッ !!!!!!!!!! 』
いくら柱とは言えども男性の力には勝てなくて人気の全く無い路地裏へと連れて行かれた。
助けを求めて叫ぼうとするも口を覆われ声が出せずされるがままになってしまう。
『 んん ッ ...... !!!!!!!! 』
「 これ以上抵抗するなら優しくはできないなぁ 」
頑丈な隊服を、刃物を使ってどんどん切り裂かれ肌がどんどん露わになっていく。
知らない人に触れられるのが気持ち悪くて仕方なくて涙が出てしまう。
「 恥ずかしくて泣いちゃってんのか ? いいね、そそるじゃん 」
両手を拘束されて馬乗りされてるせいで全く身動きが取れない。
_____が、ふとした瞬間身体にかかっていた負荷が消え、馬乗りになっていた男は隅の方で倒れ込んでいた。
「 おいおい、うちの姫にド派手なコト してくれてんじゃねぇよ 」
『 宇髄さ ッ、』
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作者名:そふぃ。 | 作成日時:2023年1月29日 16時