さん。 ページ4
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『 ふふん、実弥ありがと〜 』
「 まじで一生覚えてろよォ、 」
実弥のお金で買ったこのお団子は全部炭治郎くんたちへの手土産なんだけれども。
ちなみに炭治郎くんはいつの日か実弥が禰豆子ちゃんを傷つけた事について未だに根に持っているらしいから勝手に詫びとこう。
_____まあでも子供だましってやつ?
『 次に甘味処行った時には私が出すし多目に見てよね 』
「 いらねェわ男なんざ見栄張りてェだけなんだからよォ
てめェ、ここだろ今日の任務場所よォ 」
『 え、いや待てよおい少し方角違うなとは思ってたけどいつの間に____ 』
今 日 の 勤 務 地 に 着 い て い る 。
「 ま、頑張ってこいやァ 」
『 え、うん、今度何かお返しする 』
こっちを振り返る事もなくひらひら手を振りながら、大きな背中がどんどん遠ざかっていく。
玄弥くんはあの大きな背中を見て育ってきたんだなぁとしみじみ思ってほっこりする。
最初は玄弥くんを必死に遠ざけていた実弥も自分の屋敷に招いたり、料理を振舞ったり、甘味処に連れて行ってあげたりで散々のように可愛がっているらしい。
玄弥くんもさぞ幸せだろうなぁと思っていたら____
「 おいコラこのバサバサ野郎 !! いつまでボーッと突っ立ってやがんだとっとと動きやがれ !! 」
『 え、あ、はあ...… 』
「 待て伊之助 、Aさんは俺たちの事を待っていてくれたんだ !!
それに何だそのバサバサ野郎とは !! AさんにはAさんという素敵な名前があるんだぞ !! 」
『 いや大丈夫だよそんなに待ってないし 』
「 え、は、待ってすんげえ美人じゃんよ
なに炭治郎お前知り合いなのかよ抜け駆けしてんじゃねぇよおおぉおおおおおぉぉぉ!!!!!!!! 」
『 君めっちゃ韻踏むね 』
「 俺様と1体1で殺りやがれ!!!!!!!!!! 」
「 伊之助、Aさんは柱なんだ。俺たちよりも格上なんだぞ!!!!
それに善逸!!!!これは抜け駆けじゃない!!!! 」
「 じゃあなんで名前知ってるんだよなんでそんなに馴れ馴れしく接してるんだよおおおおぉぉおお!!!!!! 」
協力とか団結とか出来なさそうな集団でなんかもう私、
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『 ......私今日鬼に殺される気がしてきた 』
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作者名:そふぃ。 | 作成日時:2023年1月29日 16時