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じゅーに。 ページ13












結局あの後は宇髄さんに屋敷まで送ってもらった。

宇髄さんが帰ってから早1時間程経った頃___










『 なんか昨日今日はすごくバタバタしてたなあ 』










湯浴みまで済ませた私は寝室の布団に仰向けになりひらひらと宙を仰いでいた

考えたくなくても浮かんでくる、日に日に大きく綺麗になっていく翼の事。










『 " アイツ " を、鬼舞辻無惨を倒すまでは死ねない 』





『 全ての元凶である奴を倒して、私はこの世界に平和をもたらすの、絶対 』










じわっ、と血が滲むほど、拳に力を込める。
柄にもなく熱くなってしまった。

他の人と同様、私にとっても鬼舞辻無惨の存在は憎くて煩わしくて鬱陶しくてたまない。










『 ...きっと、これ以上考えても無駄だよね 』





『 少し寝よう、起きてからまた色々考えればいい!』










________________________
______










『 ...え、いや待って私寝過ぎちゃった?』










唐突に目が覚めて外を見てみると既に真っ暗だった。
晩御飯も食べずに寝続け気づけばこの有様___









『 完全にやらかしたやらかしたやらかした
絶対寝すぎたよねこれじゃあもう夜寝れないって本当にどうしよう 』





「 .....随分独り言が多いな。」





『 え、いや、誰かいるの...?』










縁側の方から静かで低い落ち着いた声が聞こえた。

不法侵入である事は確かだけど、警戒しながら近づいてみる










『 は 』





「 起きたのか。」





『 は、義勇...なんでいるの 』





「 Aに手合わせを願いたく来たのだが
いくら呼んでも返事が無かった 」





『 ...で 』





「 (鍵がかかっていなかったので)戸を開けてここで待っていた 」





『 まったく.......庭出て鍛錬しようか 』










パァァ、と義勇の顔が明るくなる。
これはなかなか珍しい事だった。

コイツのしている事はなかなかストーカー染みた事だけど
同じ柱と一緒に鍛錬する事は自身の成長にも繋がるもんね










『 久しぶりだね、こうやって手合わせするの 』





「 ...嗚呼、手加減無用だ。」





『 よおーし、Aちゃんの本気見せちゃうよ〜 』



















______
___



















『 ___天の呼吸 伍ノ型 雲外蒼天 』

じゅーさん。→←じゅーいち。



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作者名:そふぃ。 | 作成日時:2023年1月29日 16時

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