じゅーいち。 ページ12
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『 ......なんでですか 』
「 そりゃあド派手に御前が阿呆したからなぁ 」
「 全く、無自覚にも程がありますよ 」
そう、何故か蝶屋敷に連れて行かれ宇髄さんとしのぶちゃんを目の前にして正座させられています。
もはや拷問にも思えてきたんだけど2人とも、
『 阿呆なんかじゃないですよ何なら天才を超える分際です 』
「 じゃあなんでその天才様が派手に知らねぇ男に連れ去られたんだろうなぁ ? 」
ごもっとも。言ってる事は間違ってない。
でもだからって正座させる必要あった?ないよね?
とにかく、しのぶちゃんの闇がある笑顔が刺さって痛すぎる。
「 とりあえず御前はもう少し周りを見ることだな 」
『 これでもちゃんと見てます 』
「 ばーか、結局こうなったのは誰が悪いんだよ 」
刺さる!ものすごく刺さって痛い!!
宇髄さんの横でずっと笑顔の圧をかけてきてるしのぶちゃんが1番怖いの実は!!
『 ……これからは無いように気をつけます』
「 次また同じ事になったら覚悟して下さいね 」
『 ハイ。』
美人って怒ると怖いよねやっぱり。
可愛い女の子って本当に目の保養になる
「 良いお返事も聞けましたし帰って大丈夫ですよ
私もこれから鍛錬がありますので 」
「 そりゃ悪かったな胡蝶
こいつは俺が送ってくから任せとけ 」
『 ……え、いや待って降ろして !!!!!! 』
あらあらぁ、と口に手を当て微笑むしのぶちゃん。
可愛いよ、可愛いけど助けてほしい
「 良い足を見つけましたね、ではお気をつけて 」
『 しのぶちゃん言い方変えてお願い 』
「 っし、行くぞ」
『 むりむりむりむりむり 』
急に部屋を飛び出たと思ったらしのぶちゃんが見えない所か蝶屋敷ももう見えない
瞬間移動もお手の物で格の差を見せつけられた気分です
「 なーに地味に不貞腐れてんだ、すっげぇ不細工だぞ 」
『 女の子にそういう事言うな 』
「 女なんてどこにいんだかな 」
『 訴える !!!! 御館様に訴えてやる !!!!!!!! 』
訴えてどうなる訳でもないがとりあえずきゃんきゃん騒いでみる
なんだかんだこういうのも、みんなの事も大好きで楽しくて居心地が良い。
でも、
_____いつか、こんな会話も出来なくなってしまうんだと感じてしまった。
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作者名:そふぃ。 | 作成日時:2023年1月29日 16時