令和女子はギター片手に悪鬼滅殺するそうです (ページ49)

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肆拾捌ページ49

『！！…ありがとうございます！』

それじゃあ行ってきますと言って出発しようとした時、天元さんに呼び止められた。

「A、ひとつ言っておこう。

俺は派手にハッキリと命の順序を決めている。
まず俺の嫁3人とA、お前だ。次に堅気の人間たち。最後に俺だ。

いいかA。何があっても必ず生きて帰れ。」

必ず生きて……帰る…
継子になってから何度か任務に行っているけど、今まではそんなこと言わなかった。
それに、どうして天元さんは自分の命を最後にしたの？

『勿論帰りますけど…どうして突然…？』

「………嫌な予感がする。お前の身に起きるのかは分からないが。」

お嫁さん達から天元さんの勘は当たりやすいと聞いた。今回の任務は合同任務だから強い鬼がいるのかもしれない。

『分かりましたよ天元さん！気をつけます！
でも私は天元さんが自分の命を大事にしない方が嫌です。だから私の命の順序は、私も天元さんもお嫁さんも善もみんな含めて1番目です！！
それに私を誰だと思ってるんですか？

私は宇髄天元の継子ですよ！地味に死ぬような真似するわけないじゃないですか！派手に無傷で帰ってきてやりますよ！！

あっ、無傷は無理かもしれないけど！！軽傷です！軽傷で帰ってきます！』

と言うと、天元さんは目を見開き一瞬唖然としたが、直ぐに笑って

「そうだったな！派手に鬼を倒してこい！」

と言って送り出してくれた。

『行ってきます！！』

･

合流場所まで蓮琉に着いて行く。お前と同じくらいの男性隊士だと言っていた。善達はまだ那田蜘蛛山での傷が癒えてなくて蝶屋敷に居るはずだから……

『知らない人か……』

「誰が知らない人だ。」

出来れば顔見知りとか私の原作知識でわかる人が良かった(とはいえもうほとんどあっているのだけれど。)と思っていると、後ろから聞き覚えのある声がした。

『獪岳！！久しぶり！！元気だった？』

一足先に隊士となった、獪岳だった。

「おう。」

もしかして、合同任務の相手は獪岳だろうか？ならすごく助かるんだけど……
なんでって極度の人見知りだからですけど何か？？
たまたまここにいただけだったら会えたのは嬉しいけど泣く。

「なに百面相してんだよ……合同任務で来たんだろ。行くぞ」

『！！うん！』

よかったぁ～！！

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切りがいいので続編にいきます！
書き始めた当初はこんなに伸びると思っていませんでした！
読者の皆様ありがとうございます