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肆拾壱 ページ42

と、言うことで蝶屋敷にやって来ました。


ついでに兄弟子と仲直りして来いって。


『すみませーん!胡蝶さんいらっしゃいますかー!』


「Aさん、こんにちは。今日はどのようなご要件で?」


『あっ、アオイさん!こんにちは!』


洗濯物を抱えたアオイさんに常中が身についているのかを確かめたいから瓢箪を割らせて欲しいと告げると、持ってくるから縁側で待っていて欲しいとの事。


善に謝るのは帰る時にしよう。


縁側に着くと先客がいた。

確かあの子、最終選別にいた……


『こんにちは!藤咲Aです!あなた最終選別にいたよね?』


「……」


??なんで喋らないんだろう……


はっ、もしや耳が聞こえないとか話せないとか!?


私がどうしようかと悩んでいると、女の子は銅貨を取り出して投げた。


「こんにちは。最終選別にはいたわ。」


喋ってくれた!!


『じゃあ同期だ!よろしくね!お名前は?』


また銅貨を投げた


「栗花落カナヲ。よろしく」


『カナヲちゃん!可愛い名前だね!』


それからしばらくお話した。私が聞いてカナヲちゃんが答えてって形だったけど


「Aさん、お待たせしました。」


そう言ってアオイさんが持ってきた瓢箪は


『えっ、デカ!おっきすぎない??』


めっちゃでかかった。


「カナヲは既に常中を身につけているので、このくらいの瓢箪なら割れますよ。」


『えっそうなの!?カナヲちゃん!』


「割れた。」


と、銅貨を投げて答えてくれた。


『へぇ……じゃあ…いきます!』


一旦肺の中の空気を全て出し、思い切り吸う。そして瓢箪に口をつけ、思い切り吹き込んだ。



パァンッ!!!!


『えっ、割れた……』


「割れましたね…常中が身についていますよ。」


ほへ〜


「…Aは、なんの呼吸を使うの?」


「『!!』」


カナヲちゃんから話しかけてくれた!!!


『雷の呼吸だよ!でもあまり会ってないから、昨日から音柱の継子になって、音の呼吸を使うつもりだよ』

「……頑張って」

『!!うん!カナヲちゃんも!』

それだけ言うと、カナヲちゃんは任務に行ってしまった。


「凄い…」

『え?』

「カナヲが自分から話したの、Aさんが初めてです。何かしたんですか?」

『いや〜何もしてないと思う…アオイさんが来るまで話してたくらい…』


それでも凄いと言われ、ついにはカナヲと友達になって欲しいと言われた。
勿論すぐ承諾した。
私もカナヲちゃんとお友達になりたいし!

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作者名:榮凪 | 作成日時:2020年2月23日 23時

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