参拾弐 ページ33
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「ではこれで、禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね。
炭治郎、それでもまだ禰豆子の事を快く思わないものもいるだろう。
証明しなければならない。
これから炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えること、役に立てること。
十二鬼月を倒しておいで。そうしたら皆に認められる。
炭治郎の言葉の重みが変わってくる。」
十二鬼月…？さっきの山にいた累って鬼のこと？
「俺は……俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します！！
俺と禰豆子が必ず！！
悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう！！」
「今の炭治郎には出来ないからまず十二鬼月を一人倒そうね。」
「………はい」
………ブフッ……
御館様…！やめてあげて…！！
駄目駄目駄目笑っちゃいけないところよここは！耐えるのよA！
ほらみんなプルプルしてるっ…！！
ヤバいっ御館様の話が入ってこない！！
とりあえず柱は強いのね！口の利き方に気をつける！！分かったっ！！！
「それから実弥、小芭内。あまり下の子に意地悪をしないこと。」
禰豆子ちゃんプンプンしてるっ！可愛いっ！！
「炭治郎の話はこれで終わり。下がっていいよ。そろそろ柱合会議を始めようか。」
………えっ、まって？私は？なんで呼ばれたの？
「でしたら竈門君は私の屋敷でお預かり致しましょう。
はい連れていってください！」
と言って胡蝶さんが手を叩くとさっきの黒子の人が来て炭治郎を連れてった
「では柱合会議を『ちょっ「ちょっと待ってください！！」…』……」
「その傷だらけの人に頭突きさせてもらいたいです！絶対に！！禰豆子を刺した分だけ絶対に！！！！
頭突きなら隊律違反にはならないはず……！！」
えっ、炭治郎……？
「はぶえっ！」
えっ、炭治郎……？？
石………胡蝶さんの隣の子が投げたよね……？えっ、怖……
「御館様のお話を遮ったら、駄目だよ。」
………だ、大丈夫かな……私はバレてない……？
「早く下がって。」
最後に御館様が炭治郎に何か言ってまた炭治郎がなんか言ってたけど頭に入ってきてない。
だって私はなんで呼ばれたの？
本当に謎なの………
「それでは柱合会議を始めようか。」
えっ、私縛られたまま放置……？？
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作者名：榮凪 | 作成日時：2020年2月23日 23時
