令和女子はギター片手に悪鬼滅殺するそうです (ページ5)

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あの後も結婚してくれと騒ぎ続ける我妻くんはおじいちゃんにしばかれてました。

そして私は桃を取りに来ています。

来てるんだけどさ………

誰かいる

「あ？お前誰だ。ここは先生の敷地内だぞ」

先生？

ふと甘味処でおじいちゃんが弟子が2人いるって言ってたのを思い出した。

1人がさっきの我妻くんだとしたらもう1人はこの人かな…

『あっ、えっと今日からおじいちゃん………桑島さんの家にお世話になります。藤咲Aです。』

「おじいちゃん？」

睨まれた…

えっなに待って怖い怖い怖い

何何何なんで近づいてくんの！？

『あ、の、』

「てめぇ先生がどんな人か分かってその呼び方してんのか？

先生は鬼殺隊の柱だったんだ。

"おじいちゃん"なんて馴れ馴れしく呼んでんじゃねぇよ。

というかなんでてめぇは"お世話になる"って言ったんだ？鬼殺隊に入るために先生に弟子入りしたんならお世話になるじゃねぇだろうが」

えっ、この人おじいちゃんガチ勢？所謂同担拒否ってやつ？(違います。)

あっ、これは勘違いされてるパターンのやつ

『えっと、おじい………』

おじいちゃんと言おうとしたところでまた地雷を踏むかもと思って桑島さんと言い直した

『桑島さんが鬼殺隊の柱だったということはご本人からお伺いしました。

おじいちゃん呼びは桑島さんにそう呼んでほしいと言われて。

あと私は鬼殺隊に入るつもりでは無いので弟子ではないかと………』

できる限り怒らせない言葉を選んだつもりだったがどうだろうか…

正直私がここに来たこと自体が気に食わないのではとも思ったが、その考えは杞憂に終わったようだった

「……ふーん

俺は獪岳。」

よろしくするつもりはねぇ。と言って帰ってしまった。

結局……許して貰えたんだろうか……

いや、待てよ？あのおうちは桑島さんのおうちな訳で、獪岳くんは住んでいるけど桑島さんの弟子なわけで。桑島さんが私を招いて？くれたんだから別に獪岳くんに許してもらう必要は無いよな…？

考えてても埒が明かないので私は考えることを放棄して桃を3つ程採り戻った。