記録その一 ページ2
Aはキメツ学園の門を通り、学園長室に向かう。
今はまだ朝早く、人がいない為学校の廊下を歩くのに何の苦もなくその部屋に着いた。
小さく息を吐き、扉をノックした。
中からどうぞ、そう聞こえた時に動きを止めた。
この声に聞き覚えがある。
いや、
Aは静かに扉を開けた。
そして、固まった。
それは向こうも同じであった。
『…………………はァーーーーーーーー!?』
学校中に響き渡ったのだった。
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「名前が同じなのは偶然かなと思ったけど…まさかAとは思わなかったよ。」
『いやお前、こっちの台詞だわ。学園長?え、何で俺は高校生なの?』
「A、落ち着こう。因みに此処には鬼殺隊も鬼もいるよ。」
『……』
ついに俺は頭を抱えた。
もうこの門を通ってから有り得ないことだらけで頭がついていかん。
鬼殺隊も鬼もいる。
耀哉の話を聞いてみるやどうやら前世の記憶はあるらしく、鬼殺隊と鬼の中はまあ余りよろしくねえらしい。
というかだ。
耀哉の前に俺は既に知り合いには出会っている。
何とまあ偶然か、
「ふふ、Aが此処に来てくれてとても嬉しいよ。また逢えたね。」
『…そうだな。全く立場違うけど。』
「もうそろそろ君の担任の先生が来るよ。」
俺の担任、一体誰か。
いや、考えたくもねえ…嫌な予感しかしねえから。
そんな俺の想いを裏切るかのように扉がノックされた。
「学園長、転校生とは…………」
『……………』
なあ、耀哉。
お前さっき担任が此処に来るとか言ってたよなあ。
「……私が担任のひ、」
『いやお前ェかよーーーッ!!』
もう何も考えたくねえ。
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マキ(プロフ) - 続き楽しみ待ってます! (2022年3月15日 19時) (レス) id: 6ca92f6359 (このIDを非表示/違反報告)
(^∀^) (無言の圧力) - キメ学軸だー やったー(棒) マァ素直に嬉しいぞ☆ (2020年3月18日 21時) (レス) id: 2751a9ac2d (このIDを非表示/違反報告)
神羅課長(プロフ) - 待ってましたァァァァ!!!! (2020年1月6日 7時) (レス) id: 700bfcfee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUGI | 作成日時:2020年1月5日 23時