幼馴染は先生で同居人【冨岡義勇】

第27話 ページ31

Aside








｢昼休み、屋上階段に来てください…って書いてある。｣


｢Aちゃんそれ絶対告白だって！え？行くの？いや行くよね！え駄目だよAちゃんが人のものにぃぃぃぃ！！！｣


｢善逸、うるさいぞ。｣



下駄箱に入ってた手紙…ほんとに告白なのかな？

こんな経験が無いからよく分からない。

けど、私は────









、









｢来てくれたんだね。｣


｢えっと……すいません。｣


｢いいよ、僕は如月 乱(きさらぎ らん)、君のひとつ先輩。｣



なんか、かっこいいけど、雰囲気が苦手だな……。

先輩が私に何の用だろう。



｢ははっ、やっぱり可愛いね。学校中の話題になってるよ、新入生ですごく可愛い──





冨岡先生のお気に入りがいるって。｣





………………はっ？

なにそれ。



｢なんてね、嘘だよ、可愛いことは噂になってるけど、冨岡先生のことは僕だけしか知らないかなぁ。｣


｢知らないって、何の話ですか。｣


｢聞きたい？聞きたいよね、そりゃ。

"大好きな義勇"と離れ離れだもんね。｣


｢……っ先輩、さっきからなんなんですか?!｣


｢怒らないでよ、これ、聞かせてあげるから。｣

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