第20話 悩み ページ23
Aside
あれから1週間____。
義勇とは、なにも言葉を交わしていない。
と言っても先生と生徒という関係なので、見かけることはある。
ただ、私が体育の授業だけ相変わらずサボっているから、ほぼ会っていないと言っても過言じゃない。
ひとつ変わったことがあるとすれば、不死川さんがよく話しかけてくれるようになった事だ。
私も、好意的に話しているが、
頭の中は義勇のことしか廻らない。
不死川さんの告白は嬉しかったが、やはり素直に受け取れない自分がいた。
頑張って忘れたくても、やっぱり浮かぶのは大好きなあの顔。
「……どうしよう。」
柱や鬼殺隊だった皆には、義勇が記憶を戻したことは伝えた。
御館様の所は___きっと義勇なら自分から行っただろう。
皆、私に心配の言葉をかけるだけだった。
嬉しいけど、それが辛い。
辛かった。
「……A?」
名前を呼ばれて、目の前にいる彼に気付いた。
「!時透くん…」
あれ、でも私教室の自分の席にいる…よね?
「あの人とのこと、どうしてるかなって思って、わざわざ中等部から来てあげたんだから。」
なるほど、そういう事だったんだ。
少し素直じゃない時透くんにすら未だに懐かしさを感じる。
「ありがと、時透くん。」
「で?相談なら今しか聞いてあげないけど。」
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しぃ(プロフ) - シュラスさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったなら本望です(?) いやいやそんな!私にとっては読者の皆様が神様です!! (2020年2月14日 22時) (レス) id: 24da86491e (このIDを非表示/違反報告)
シュラス - ありがとうございます!義勇さん好きなので嬉しいです!ガチで泣きまた。あなたは私の神様ですか?しぃさん。 (2020年2月13日 1時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - たぴ岡さん» ?!ありがとうございます!とても嬉しいです!運命…かもですね笑 気に入っていただけてると思うと頑張れます! (2020年1月10日 7時) (レス) id: 24da86491e (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - 先に幼なじみの方を見て同じ作者様だと知らずにこのお話に…なんかもう運命みたいだ (2020年1月10日 0時) (レス) id: dc2340447c (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ハートちゃんさん» コメントありがとうございます!ぜひ他の作品も読んでいただけたら光栄です!今は受験で更新遅めですが、upはしていくのでよろしくお願いします( . .) (2020年1月8日 16時) (レス) id: 24da86491e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぃ | 作成日時:2019年12月22日 0時