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第9話 義勇side ページ11

授業に彼女は出なかった。



ずっと、何かが頭を廻っている。



我妻にしっかりしろと言われる位考え込んでいたらしい。



いつの間にか授業も終わり、職員室に戻った。



















「……っ義勇…!」



「……俺は教師だ。」



















まただ、この少女に会うと胸が絞まる。



先程と同じ悲しい顔をして走っていった。



……目が腫れている、泣いていたのか。



職員室には宇髄しかいない、こいつと話していたのか。



















俺が、関係しているのか。



















「おい、冨岡。」



「宇髄、聞きたいことがある。」



あちらから声を掛けてきたにも関わらず、俺の方から切り出した。



「彼女は転校生だろう…名前は何だ。」



















「刃禰谷Aだよ。」



















『露柱になりました、刃禰谷Aと申します。』



















また巡る知らない記憶、だが既視感を感じる。



つゆばしら……?



「……刃禰谷は、何故泣いていた。」



そう聞くと驚いた後答えに迷ったようにどもった。



「…………お前が、約束を守ってやれば、あいつはもう泣かずにすむな。」



約束______?



















『約束…………だ、よ………………?』



















恐らく、彼女の…刃禰谷の声。



ぼやっと影が脳裏に映った気がした。



俺は刃禰谷と約束を交わしたのか。



いつ、どこで__?



「……ありがとう、宇髄。」



「今日あいつが授業休んだのは派手に大目に見てやれ。」



「……あぁ。」



次の授業は、来てくれるだろうか。



















俺は、何かを忘れているのだろうか。

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しぃ(プロフ) - シュラスさん» コメントありがとうございます!泣いてくださったなら本望です(?) いやいやそんな!私にとっては読者の皆様が神様です!! (2020年2月14日 22時) (レス) id: 24da86491e (このIDを非表示/違反報告)
シュラス - ありがとうございます!義勇さん好きなので嬉しいです!ガチで泣きまた。あなたは私の神様ですか?しぃさん。 (2020年2月13日 1時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - たぴ岡さん» ?!ありがとうございます!とても嬉しいです!運命…かもですね笑 気に入っていただけてると思うと頑張れます! (2020年1月10日 7時) (レス) id: 24da86491e (このIDを非表示/違反報告)
たぴ岡(プロフ) - 先に幼なじみの方を見て同じ作者様だと知らずにこのお話に…なんかもう運命みたいだ (2020年1月10日 0時) (レス) id: dc2340447c (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ハートちゃんさん» コメントありがとうございます!ぜひ他の作品も読んでいただけたら光栄です!今は受験で更新遅めですが、upはしていくのでよろしくお願いします( . .) (2020年1月8日 16時) (レス) id: 24da86491e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しぃ | 作成日時:2019年12月22日 0時

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