弐拾玖 ページ28
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不死川「____オィ。」
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………なんですか、今のドス黒い声。
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不死川「……オマエの家族は知ったこっちゃねェ。鬼殺隊には、そんな理由で入ったヤツはわんさかいるだろォ。
だがなァ、俺は鬼殺隊に入ってからのオマエを知っている。
一定を越えて強くなけりゃ柱にはなれねェだろ。
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………今の言葉は、謙遜じゃねェ。
オマエが、オマエ自身にした、罵倒だ。
自分に罵倒はするなァ。
オマエは強い。
それでも曲がりなりにも鬼殺隊、そして柱なんだオマエは、お館様のためにも、誇りをもって動けェ」
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………なんで、
……………なんで、慰めてくれるのだろう。
なんで、こんなにも、
私が欲しい言葉をくれるのだろう。
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「っ………すみません、」
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少し、許された気がした。
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………お母さん、お父さん、
いま、心の底から笑顔でいてもいいかな。
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「………不死川さん、」
私、いま笑えてる気がする。
不死川「………っ、」
「………素晴らしい、仲間をもてて、
鬼殺隊に、入って良かったんですよ」
不死川「………あァ、そうだなァ。
……………もしまた思うことがあっても、自分に自信無くすな。
オマエは頑張ってるんだからよォ。」
……………珍しいなぁ、不死川さんがこんなに褒めてくれるなんて。
「………ふへ、ありがとう、ございます」
不死川「っ〜〜〜おら、休憩したら家に帰れェ!!」
「照れくさいんですか?笑」
不死川「………(ビキビキッ)」
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………ひぇ、帰ろう。
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作者、シリアスを書かなければ話が進まないことに気づく。
最初の設定と全く違う方向に行ってますね、
すみません。
hit、評価、お気に入り………本当に嬉しいです、ありがとうございます!!( ੭ ᐕ)੭
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ゆう - もうほんと、プロかってくらいの文才ですね半分分けろ(?) (2020年10月8日 22時) (レス) id: 7af342ea3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊咲 | 作成日時:2020年5月9日 15時