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ｶﾞﾗｯ
暗い雰囲気の中誰も喋れないでいると
さっき閉まった扉がまた、勢い良く開かれた。
目「康二！目、覚めた！」
嬉しそうな悲しそうな顔をして
扉を開けたのはさっき出て行った目黒。
深「康二、、！」
それを聞くなりふっかが部屋を飛び出し、
全員がそれに続く。
ｶﾞﾗｯ
照「康二！」
急いで部屋に入ると
ベッドには眩しそうに目を開ける康二の姿。
阿「康二、聞こえる？手、握れる？」
阿部が必死に声をかけると
右手をきゅっと握った。
阿「握った！、、、左、左は！」
ラウールのことがあるから
先生を呼ぶ前に皆で必死に確認をする。
反対側に居るふっかが急いで左手に手を添える。
深「康二、こっちも握れる？」
康二は俺たちの行動に少し困った顔をしながら
ふっかの手を小さく握り返した。
深「良かった！動いた！」
パッと嬉しそうな顔を上げて
ふっかが全員と顔を合わせる。
康「、、ふっ、か、、さ、、、」
深「ん？どうした？どっか痛い？」
康「ら、、う、は、、、？」
酸素マスクをつけながら
話しにくそうに声に出したのは
1番触れたくなかったラウールの名前。
深「康二、今ラウは、、、」
何をどこまで話すのか。
恐れながらもふっかの方を見ていると
急に康二が顔を横に向けた。
康「、、ゔっ、、、」
怪我で身体が上手く動かせないのか
そのまま胃液を吐き出してしまう。
康「、おぇ、、ごめ、、」
阿「大丈夫。大丈夫だよ、今ナースコール呼んだからね。」
半泣きになる康二を宥めると
すぐに看護師さんが来てくれた。
脳震盪の影響で吐くのはよくある事で
特に問題は無いらしい。
処置されてすぐ、康二は眠ってしまった。
深「ラウのことはせめて検査結果が出るまではまだ言わないでおこう。」
佐「そだね、康二の為にもね。」
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tale(プロフ) - にゃんさん» わ！完全に変換ミスです、、すみません、、 (2021年8月10日 19時) (
レス) id: 15b93b8b7e (このIDを非表示/違反報告)
にゃん - あの、涙の海を超えていけではなくてナミダの海を超えて行けだと思いますよ…細かくて申し訳ないです。 (2021年8月10日 18時) (レス) id: 2ef3aa972a (このIDを非表示/違反報告)
tale(プロフ) - みみりんさん» 編集画面ではフラグたってないんですが、オリジナルになってしまっていますか、、？ (2021年7月27日 14時) (レス) id: 15b93b8b7e (このIDを非表示/違反報告)
みみりん - オリジナルフラグたってませんか？ (2021年7月27日 14時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
tale(プロフ) - 推しLoveさん» 迷惑なわけ無いですよ！コメント頂けるだけで凄くやる気になるので、有り難いです！ (2021年6月15日 21時) (レス) id: 15b93b8b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tale | 作成日時：2021年3月15日 18時
