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「、、私、両親に捨てられたも同然なんだよね」
2人とも口実が欲しかった、それだけ。
私から逃げる理由が欲しかっただけ。
毎日毎日気が狂うような2人の喧嘩は
いつも私の事でだった。
次の遠足はどっちが付き添うのか
運動会には遊戯会にはどっちが行くのか
そう言う類の押し付け合い。
否応無しに気付かされるのは
�犹笋詫廚蕕覆せ勠瓩世辰討海箸世辰拭�
些細な言い争いの論点が私だって気づいてからは
毎日毎日ビクビクしながら2人の顔色を伺ってた。
�爐いせ劼砲靴覆�ちゃ捨てられる��
子どもながらに
それだけは理解ができて
いつもいつも必死だった。
言い付けを破ったことなんて一度もない。
2人にはそれすら着火剤だったみたいで
それなら悪い子にでもなれば良いのか、なんて
馬鹿みたいなことだって考えていたのに、、
それなのに、私は捨てられた。
「待てど暮らせど迎えに来てもらえなかった
あの日だけは、今でも夢に見るの、、」
あの日、両親どちらにも連絡がつかなくて
唯一近場で連絡がついたのが叔母さんだった。
あの頃、可愛がってくれていた幼稚園の先生は
叔母さんの迎えがくるまでずっと一緒に居てくれた。
「大丈夫だよ」
そんな優しいはずの言葉さえ
あの日の私には刺されるような痛さがあったのを
未だに忘れられずにいる。
それでも「遅くなってごめんね」って
「おかえり」って笑顔で走って来て
抱きしめてくれた叔母さんの温かさが
唯一の救いだった。
ずっと�爐�かえり�瓩覆鵑童世錣譴討覆�ったから
たった一言だったけど凄く温かかった。
それでも、もし両親にまた会えるのなら
どうして迎えにきてくれなかったのか
問いただしたいけど
この願いだって、もう叶わない、、
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作者名：蒲公英 | 作成日時：2018年1月26日 4時
