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「っ、川上くんは、優し過ぎるよ、、」
「、、んだよ、それ」
「川上くん、優しいんだもん、優しいからっ、」
「有馬、」
「もう、私のことで辛い思いしないでっ、」
違う、、
こんなこと言いたいんじゃない、、
嬉しいって
ありがとうって
ちゃんと伝えたいのに、
なんでこんな言葉しか言えないの、、
「ったく、また泣いたら目、腫れるじゃん」
柔らかい川上くんの声が降って来たのと同時に
彼に腕を引かれた。
「、、有馬、海、行こ」
照れ臭そうにニカッと笑った川上くんは
「あー、でも荷物教室だ」なんて零しながら
だめ？と小首を傾げた。
「っえ、海？」
「そ、海」
「え、今から？」
「うん、有馬、行きたがってたろ？」
「そうだけど、」
「ん、じゃあ、決まり」
「え、ちょっと、待って、川上く、」
「いーじゃん、どうせ戻りづらいし
今日はサボりってことで、どう？」
「どう？って、、」
「あぁ！ もう！ いーよ、どうせ連れてくし」
「んぇ、川上くん！？」
ふはっと吹き出しながら
「有馬って泣くの好きだな」なんて言いつつ
川上くんは私の腕を引いて廊下を進んでいった。
ねぇ、川上くん。
どれくらい�爐△蠅�とう�瓩辰童世┐佚舛錣襪里�な
そしたらどんな顔するのかな
笑ってくれたらいいな、、
ねぇ、神様。
川上くんにちゃんと言葉にして伝えられるように
少しだけ、ほんのちょっとでいい
勇気だけ貸してください、、
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作者名：蒲公英 | 作成日時：2018年1月26日 4時
