My Blueberry Morniog...

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ー、、聞こえるのは高速の音だけ





ー、、部屋で考え事したいな





ー、、1人 部屋の隅でうずくまって





ー、、歌でも歌っていよう





ー、、1人だけ 真夜中に






煌めく音粒をばら撒きながら
切なげな言葉は一語一語
抱きしめるように紡がれていて





ー、、君はまさにこのタイミングで





ー、、同じ夜を過ごしてるの





ー、、同じようなこと考えながら





ー、、歌でも歌ってるの





ー、、1人だけ 真夜中に






せめぎ止めていた何かが
溶け出すように流れ出す。



あ、だめだ、、


止まらない、、






ー、、誰れかれの歌を流してみる






ー、、胸の中身その歌に重ねてみる





ー、、けれど どこか物足りない





ー、、誰も代弁してくれない









紡がれた言葉はスルスルと絡まった
何かしこりのようなものを解いき
目頭から溢れ出た。









ー、、「言葉」の数と「思い」の数はもう





ー、、二度と会わない所まで来た





ー、、それほどまで距離は離れてしまったのに





ー、、未だに 誰かと繋がりたい





ー、、故に こうやって歌にしている









彼は、川上さんは、
何を思っていたんだろう、、


川上さんは、
何を感じていたんだろう、、


もっと彼を知りたくなる


欲張りになってしまう、、






止まらない涙を拭うことさえ
勿体無いと思ってしまうほど
一つ一つの言葉を噛み締めていたくて


切なげに震えるギターの音も
それを支えあげるベース音も
柔らかく放たれるドラムの音も
全てをまとめ上げるような声も


何ひとつ溢さずに感じていたくて
そっと瞼を閉じた。









ー、、1人だけ 真夜中に









彼が放った最後のフレーズが
鼓膜を震えさせた時にはもう足が動いていた。






堪らなく彼に会いたい


堪らなく川上さんに会いたくなった









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