【刀剣乱舞】 かみさま 【鶴丸国永】

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「…………んん？」






この人は何を言っているんだろうか。

俺が見えるんだな、？

いやいや、そりゃ見えるでしょ、誰にでも…



ぐるぐると混乱する頭を急いで整理させ、わたしの脳内ではある"最悪の結論"に行き着いた。





「…も、もしかして………幽霊…とか……」






全身からｻｯと血の気が引いたのが分かった。

それしかない、もうその可能性以外考えられない。

なにより、全身真っ白というのがいかにも幽霊っぽい！！！





「………な、なあおい、その幽霊ってのは、もしかして俺のこ」
「ああああああああ近寄らないで！！！くだ！！！さい！！！ごめんなさいわたしなにも見えてないですほんと勘弁してください！！！」




すごい。すごいぞ自分。上司にだってこんな綺麗な土下座はしたことがないじゃないか。
人間やればできるものだ。


必死に怒り(？)を宥めようとして地面に頭を擦り付けていると、




「おいおい、これじゃあ俺が悪いみたいじゃないか……頭を上げてくれないか」



「ひっ」



「俺は幽霊なんかじゃないし、キミに危害を与えるつもりもない。

それより、もう一度よく顔を見せてはくれないか」






その"白い人"は、わたしの背中を優しく撫で、赤子をなだすような声でわたしに言った。

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