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「「「お土産っっ！？」」」
さっきまでお利口さんに座っていた子供達が、一斉に身を乗り出してきた。
やっぱり、小さい子は感動の沸点が低くて可愛いな。
「はい。えっと、大家族だと聞いていたので、割と多めに持ってきたんですけど………
この様子じゃ、ちょうど良さそうで安心しました」
「わざわざありがとうございます、A殿。……本来、こちらがもてなす立場のはずが……お茶くらいしか出せず、申し訳ありません」
「いえいえ、いいんですよ」
鞄から箱菓子を取り出していくと、置いたそばから子供達が手にとっていく。
「ねえねえいち兄、これ、今食べてもいい！？」
「今？そうだね、もう少しで昼餉の時間だから、少しだけなら」
「はーい！みんな、あっち行って食べよ！」
乱ちゃんに続いて、子供達が一斉に廊下へ飛び出していった。
残ったのは、一期さんとわたしだけ。
金属バットのトラウマがあるから、あまり2人きりにはなりたくなかったのだけれども………
「騒がしくてすみません…」
「いえいえ、元気でいいじゃないですか」
「そう思っていただけると有難いのですが……なにぶん越してきたばかりで勝手が違い、未だ慣れずにいるのです。
この辺りの地形も、まだ把握しきれていないもので」
「ああ、ここらへん特に複雑ですもんね」
わたしが頷くと、一期さんは「分かっていただけますか……！」と目を輝かせた。
「もしあの子達…私の弟たちが迷いでもしたら私が真っ先に駆けつけなければならないのに、このままでは私まで迷ってしまいそうで…！」
(そっちか…)
「それに、なにやら怪しげな道もありますしな」
「怪しげ？」
そんな道、あっただろうか。
住み慣れたこの辺りの道を思い出して顎に手を当てるも、該当する道はなかった。
「はい。怪しいというか、こう………雰囲気が、独特でして。
2丁目の、坂を下りた所なのですが、何かご存じないでしょうか…」
「……2丁目？」
はた、と、頭の片隅から"ある情景"が引っ張り出された。
2丁目、そこはまさに
かみさまに、出会った所だった。
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朝希 緑(プロフ) - 続き待ってますね！ファイトー！ (2017年9月22日 17時) (
レス) id: 13e1f6c34b (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 程々に、自分のペースで頑張って下さいね(°▽°) (2017年3月20日 21時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
低反発まくら(プロフ) - シアトルさん» ありがとうございます、そう言っていただけてとても嬉しいです！更新頑張ります(^-^) (2017年3月20日 19時) (レス) id: 76b965a48b (このIDを非表示/違反報告)
シアトル(プロフ) - 現代パロという名の転生物語、凄く面白かったです！これからも、頑張ってください (2017年3月20日 17時) (レス) id: 93e9cd7354 (このIDを非表示/違反報告)
低反発まくら(プロフ) - 里桜さん» わ〜〜ありがとうございます！！嬉しいです！！これからもちょいちょい更新頑張ります(*^^*)！！ (2016年11月27日 8時) (レス) id: 76b965a48b (このIDを非表示/違反報告)
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