【刀剣乱舞】 かみさま 【鶴丸国永】

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「……誰もいなかったぞ」




戻ってきた倶利くんが、顔面蒼白でそう言った。
いやいや、明らかに嘘でしょ……？




「……誰だったの？」


「っだ、だから、誰もいなかったと…」




わたしの問いかけに、気まずそうに目を逸らす倶利くん。


ドンドン！！




……そんな努力も虚しく、今度はドアを叩く音が聞こえた。

どうやら、ドアの向こうの人は、諦めるきなどさらさら無いようだった。




「はーい、今開けまーす！」


「お、おい！」




ご丁寧に施錠までされてあったドアを開く。





「あ、開いた！……あれ？」




するとそこにいたのは、４人の男の子だった。






「お、おい、まさか……」




長髪の子が、わたしを見た途端に目を丸くし、金髪の子は「絶対そうだよな」と、茶髪の子に耳打ちしていた。




「え、えっと……キミたちは、倶利くんのお友達？かな？」


「いや、こいつらは……」


「水臭いぞ大倶利伽羅！！」


「え？」




金髪の子が、わたしを指差して倶利くんに言い放った。
…もしかしなくても、わたしの質問はガン無視らしい。




「お前に……お前に、こんな可愛い彼女がいたなんて！！！」

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